犬の歯周病(歯肉炎、歯肉退縮、歯周炎、歯槽膿漏)の原因、症状、治療、予防について



犬の歯周病

犬の歯周病は、ある時から突然起こるものではなく、少しずつ時間をかけて進行していく口腔疾患です。

歯や歯肉(歯茎)に付着している食べカスは、食後6~8時間程で細菌が増殖して、細菌の塊(細菌コロニー)である歯垢(プラーク)になると言われています。

歯と歯肉の間の歯肉溝と呼ばれる所に、その歯垢が溜まったままの状態で放置していると、細菌(歯周病菌)が作り出す毒素によって歯肉に炎症が起こるようになります。

そして、歯肉の炎症によって、徐々に歯と歯肉の隙間が広くなっていき、ますます歯垢が溜まりやすくなっていきます。

そのようにして、歯肉溝が広がり深くなったものは、歯周ポケットと呼ばれており、その周囲の歯肉の炎症は、歯肉炎と呼ばれています。

歯垢は、柔らかくネバネバしていますが、2~3日経つと、唾液中のカルシウムやリン酸塩と結合して、石灰化して硬くなります。

そのように硬くなったものは、歯石(ターター)と呼ばれています。

歯石は、表面がデコボコしており、歯垢が付きやすくなっているため、小さな歯石を放置していると、ますますその歯石が大きくなり、さらに歯周ポケットを広げてしまう事になります。

また、歯肉の炎症がひどくなると、細菌が歯を支えている歯槽骨や歯根膜などの歯周組織にも侵入して破壊するため、歯を支える力が弱くなり、歯がぐらつくようになっていきます。

そのようにして、歯肉炎がひどく重症化したものは、歯周炎または歯槽膿漏と呼ばれています。

歯周病は、このような口腔内に生じた歯肉炎、歯肉退縮、歯周炎、歯槽膿漏などの総称です。

犬の歯周病の原因

歯周病は、時間をかけてゆっくり進行していく事から、静かなる病気(サイレント・ディジーズ)と言われています。

3才以上の犬と猫の約80%は、歯周病を持っており、犬と猫の口腔疾患の中では最も多く見られる病気と言われています。

犬の歯周病の原因は、歯と歯肉の間の歯肉溝と呼ばれる所に、食べカスなどの汚れが溜まったままにしているために、その歯肉溝で細菌が繁殖して、細菌コロニーである歯垢を形成してしまうためです。

そのため、日頃から歯磨きを行う習慣が無い場合には、歯周病が起こりやすくなります。

また、唾液の分泌量の減少や、免疫力の低下も、口腔内の自浄作用が低下するため、歯周病が起こりやすくなる事が知られており、高齢になってくると、口腔内に異常が現れやすくなり、重症化しやすくなる傾向にあります。

そのため、犬の歯周病は、高齢犬がかかりやすい病気の一つとされています。

犬の唾液は人間よりもアルカリ度が高いため、歯垢の石灰化による歯石の形成が、人間よりも早いという特徴があり、虫歯になりにくい反面、歯肉炎などの歯周病が起こりやすい傾向にあります。

犬の歯周病の症状

犬が歯周病になると、本来はピンク色の歯肉が炎症を起こして赤くなります。

軽度の場合には、それほど歯肉の赤みが目立たない場合もあります。

歯肉の炎症が進むと、歯肉に腫れが見られるようになったり、出血が起こりやすくなります。

歯に歯石が多く付いている場合には、生臭い口臭が強く感じられるようになります。

また、歯石の沈着とともに歯周ポケットも形成されていきます。

歯肉の炎症(歯肉炎)がひどくなり、歯や歯肉から痛みが生じるようになると、口を触られるのを嫌がるようになったり、口に物を入れるのも嫌がるようになるため、食欲が低下していきます。

このように、痛みを感じるようになっている状態は、歯肉炎が悪化したもので、歯周炎と呼ばれています。

歯肉の腫れや退縮がひどく、歯肉に膿が溜まっているなど、歯周炎が重症化しているものは、歯槽膿漏と呼ばれる事もあります。

歯周組織の損傷がひどくなってくると、歯槽骨に膿が溜まったり、歯槽骨が溶け出してしまったり、ひどい場合には顎の骨までもが溶けてもろくなってしまう場合があり、そのような場合には、硬いものを噛んだり、外圧が加わる事で、顎の骨を骨折してしまう事があります。

口腔と鼻腔を隔てる骨の厚さは非常に薄く、顎の骨が溶けてくると簡単に穴が開いてしまい、口と鼻がつながった状態になる事があります。

そのような状態は、口鼻瘻管(こうびろうかん)と呼ばれており、くしゃみ、鼻水、鼻血などの症状が見られるようになります。

歯の一部が欠けてしまう事は、破折(はせつ)と呼ばれています。

歯周炎(歯槽膿漏)がひどくなると、歯肉に穴が開いてしまう場合があり、そのような病態は内歯瘻(ないしろう)と呼ばれています。

また、目の下の皮膚など、体の外側にも穴が開いてしまう場合もあり、そのような病態は外歯瘻(がいしろう)と呼ばれています。

犬の歯周病の治療

犬の歯周病の検査には、視診による確認や、レントゲン撮影などが行われます。

軽度の歯肉炎の場合には、自宅での定期的な歯磨きが勧められます。

歯磨きを行う事が難しい場合には、歯石除去食や口腔用ジェル等の利用が勧められますが、歯磨き程の効果は得られません。

軽度の場合には、そのようにして口腔内を清潔に保つ事で、ゆるやかに改善していきます。

歯磨きだけでなく、治療が必要と判断された場合には、肝臓や心臓への負担を考慮の上で、麻酔下での歯石の除去、排膿、抜歯、切開、縫合などの処置が行われます。

麻酔無しでの歯科治療は、犬が痛みや恐怖心から暴れる事や、歯周ポケットに溜まった歯石を取り除けない事、顎の骨がもろくなっており、骨折の危険性がある事などから、ほぼ不可能と言われています。

犬の歯周病の予防

犬の歯周病の予防は、子犬の頃から歯磨きを行う習慣を身につけておく事が重要です。

歯磨き効果のあるガムやおもちゃを与える事も、予防につながると言われています。

しかし、硬いおもちゃは、歯肉から出血を起こしたり、歯が強く擦れてエナメル質が削れたり、歯が欠けてしまうなど、口腔内のトラブルの原因になる場合があります。

また、歯で噛み砕いてしまう恐れのあるおもちゃは、小さな破片を誤食してしまう恐れがありますので、十分注意が必要です。

歯垢は一度取り除いても、6~8時間程で再び沈着してしまいますので、できれば毎食後、しっかり歯磨きを行う事が望ましいと言われています。

しかし、犬は口の中に物を入れられるのを嫌がる事が多いため、最初のうちは、ガーゼや手袋などで触る事から、少しずつ慣らしていくようにして、恐怖心を与えない事が大切です。

強い恐怖心から、歯磨きを頑なに拒んでしまうようになると、その後の口腔ケアが難しくなってしまいますので、嫌がらないように、愛犬の様子を見ながら、スキンシップを兼ねて行う必要があります。

また、歯磨きに慣れないうちは、大人しくできた際にはご褒美をあげるようにして、楽しい事だと覚えさせる事も重要です。

犬の歯周病は、ひどくなると、手術が必要になる場合や、病変部の細菌や炎症性物質が全身へと循環する事で、胃腸や心臓、腎臓や肝臓など、他の臓器にも悪影響を招くようにもなりますので、決して甘く見てはいけません。

老犬になるほど、歯周病は多く見られるようになりますので、定期的に愛犬の歯や歯肉の色など、口の中の様子をよく観察しておく事も大切です。

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猫の目の病気、角膜炎の原因、症状、治療方法について



猫の角膜炎

角膜炎とは、目の中央にある黒目の外側を覆っている透明な膜である角膜に、炎症が起きた状態を言います。

角膜は0.5~0.8mm程の厚さの透明の膜ですが、このような透明な組織は、猫の体では唯一、角膜にのみ存在しています。

黒目の部分の水晶体が、カメラの凸レンズのような役割があるのに対して、角膜は、それを保護するレンズのフィルターのような役割を果たしています。

そのため、角膜に傷がついたり、角膜と水晶体の間にある眼房水が漏れ出るなどして、角膜にゆがみが生じると、目に見えるものも、ゆがんで見えるようになります。

猫の角膜炎の原因

角膜炎の原因は、目に砂やホコリなどの異物が入り込んだ事、アトピー性皮膚炎などの皮膚の痒みから、目をひどく擦った事、細菌や真菌、ウイルスなどの病原体に感染した事、猫同士の喧嘩、交通事故、ビタミン不足、涙の不足など、様々な事が挙げられます。

また、眼瞼内反症や眼瞼外反症、結膜炎や緑内障などの他の眼病が原因となって起こる場合もあります。

猫の角膜炎の種類

実質性角膜炎

実質性角膜炎とは、角膜の上皮から実質にかけて炎症が生じたものを言います。

多くは、猫ウイルス性鼻気管炎と猫ヘルペスウイルス感染症が関与して起こると言われています。

第三眼瞼にも炎症が波及する場合があり、慢性化すると角膜が破壊され、潰瘍性角膜炎(角膜潰瘍)へと進行する恐れがあります。

分離性角膜炎

分離性角膜炎とは、角膜の表面に褐色または黒色の変色部分が現れ、時間の経過とともに自然分離するものを言います。

ペルシャ、ヒマラヤン、シャム、バーミーズは、特に発症しやすいと言われています。

角膜分離症、角膜黒色壊死症とも言われています。

好酸球性角膜炎

好酸球性角膜炎とは、角膜の外側に隆起した桃色または褐色の腫瘤が生じたものを言います。

好酸球の増加によって形成される腫瘤の多くは、猫ヘルペスウイルス感染症が関与して起こると言われています。

また、アレルギー物質との接触によるアレルギー反応から、血液中に存在している好酸球が異常行動を起こして、角膜を破壊してしまう、自己免疫疾患の影響もあると言われています。

増殖性肉芽腫性角膜炎とも言われています。


猫の角膜損傷

角膜損傷とは、何らかの外的要因によって角膜に傷がつき、角膜が損傷した状態を言います。

角膜に傷ができる原因には、砂やホコリなどの異物の進入、猫同士の喧嘩、涙の不足、アトピー性皮膚炎による掻きむしり、逆さまつげなど、様々な事が挙げられます。

これといった明白な症状はありませんが、片目だけ目を開けられずに、薄目のままでいたり、涙の量や目ヤニが多い事などから発覚する事が多いと言われています。

一般的には、体にできた傷は、血管から供給される栄養分を元に修復が行われますが、目の角膜には血管がありませんので、涙に含まれる栄養分を元に修復が行われます。

しかし、涙に含まれる栄養分は極めて少ないため、しばらくすると角膜に新しい血管が新生され、傷の修復が行われるようになります。

このようにして現れた血管は、角膜を修復する上では有用ですが、傷の修復後も血管が残ってしまうため、角膜の透明性は損なわれるようになります。

また、傷を修復する際に、たくさんの結合組織が現れ、白い濁りが残るようになります。

そのため、角膜損傷の治療には、血管が新生される前に、点眼薬などを使用して、早期に治療を行う必要があると言われています。

猫の角膜潰瘍

角膜潰瘍とは、角膜に生じた傷によって、その欠損部分が広がり、びらん(ただれ)が生じた状態を言います。

原因は、角膜炎や角膜損傷の悪化によるものや、その後に眼球内で感染が生じた事などが挙げられます。

まぶたの異常や被毛の異常、涙液の減少など、慢性的な目の病変によって引き起こされる場合もあります。

角膜の上皮が欠損した状態のものを表層性角膜潰瘍と言い、さらに下層の角膜実質まで欠損が広がったものを深層性角膜潰瘍と言います。

猫の角膜炎の症状

猫が角膜炎になると、目から痒みや痛みなどの不快感が生じるようになります。

目から痒みが生じている場合には、その痒みを気にして何度も目を足で擦ろうとしたり、まばたきを繰り返すようになります。

壁や床に目を擦り付ける場合もあります。

目の痛みが強い場合には、常に目を細めたままでいたり、痛がってまぶたを閉じたままで過ごすようになります。

また、涙の量が異常に多くなり、それに伴い、目ヤニが多く出るようになったり、涙やけができる場合もあります。

角膜炎が進行していくると、角膜に白い濁りや新生血管が確認できるようになります。

猫の角膜炎の治療方法

猫の角膜炎には、角膜の治療を促す薬剤や、抗炎症剤などの点眼薬を使用して治療が行われます。

感染症が原因である場合には、抗ウイルス剤や抗生剤などが使用されます。

また、二次感染の予防を目的に、これらの薬剤が使用される場合もあります。

角膜炎のひどい悪化が見られ、角膜潰瘍などが生じている場合には、外科手術が行われる場合もあります。

治療中は、猫が目を擦るなどして状態を悪化させないように、エリザベスカラーなどの器具を装着させる必要があります。

猫の角膜炎は、ひどくなると、大幅な視力低下や失明を招く恐れがあるため、決して甘く見てはいけません。

そのため、猫が目を足で触るなどして気にしていたり、目を細めているのを確認した場合には、猫が目をさらに擦って傷つけたり、悪化させてしまう前に、すぐに病院へ連れて行き、詳しい検査を受ける必要があります。

また、普段から猫の目の周りの目ヤニや涙やけなどの汚れをよく観察しておき、こまめに汚れを取り除いてあげる事も大切です。

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猫の血尿(原因、対策、予防について)



猫の血尿の原因には、結石症(膀胱結石、尿道結石)、膀胱炎、腎臓疾患(糸球体腎炎、間質性腎炎、腎盂腎炎)、溶血などが挙げられます。

犬に多い、前立腺疾患や腫瘍は、猫にはあまり見られない傾向にあります。

猫の結石

結石は、尿の中に含まれている、尿素、塩素、アンモニウム、ナトリウム、カリウム、リン酸、カルシウム、マグネシウムなどの成分が結晶化したものです。

オスはメスに比べると尿道が長く、カーブしている部分があり、先端も細くなっているため、尿道に結石が詰まりやすく、重症化しやすいと言われています。

ストラバイト(ストルバイト)結石

ストラバイト結石(リン酸アンモニウムマグネシウム結石)は、尿がアルカリ性に傾く事で発生しやすくなる結石です。

尿中のリン酸、アンモニウム、マグネシウムの濃度が高くなる事や、水分の摂取量が減少する事も原因とされています。

ストラバイト結石は、とても粘度が高いため、大きくなった結石が尿道に詰まると、密着したまま尿道を塞いでしまうため、排尿が全くできなくなってしまう尿道閉塞を発症したり、尿の逆流を招いて腎臓の障害を引き起こしたり、尿毒症を招く場合もあり、命にも関わる危険性を持つようになります。

1~6才の肥満気味の猫がかかりやすい傾向にあります。

シュウ酸カルシウム結石

シュウ酸カルシウム結石は、尿が酸性に傾く事で発生しやすくなる結石です。

尿中のシュウ酸、カルシウム、ナトリウムの濃度が高くなる事や、水分の摂取量が減少する事も原因とされています。

また、ビタミンB6の欠乏によって尿中カルシウム濃度が上昇する事も原因の一つとされています。

ストラバイト結石は療法食で溶解しますが、シュウ酸カルシウム結石は、一度できると溶解しないため、手術で取り除く必要性が生じるようになります。

ストラバイト結石が膀胱に発生しやすいのに対して、シュウ酸カルシウム結石は、膀胱の他にも、腎臓、尿管、尿道にも発生しやすい違いがあります。

7才を超えた高齢の猫がかかりやすい傾向にあります。

ビタミンDとシュウ酸カルシウム結石

猫は人間と同じように、日光浴を行う事で、皮膚から紫外線を吸収して、体内でビタミンDを合成する事ができますが、猫の皮膚の中にあるビタミンDの合成に必要な「7-デヒドロコレステロール」という物質は、ごく少量しか存在しないと言われており、ビタミンDの多くは食事によって摂取する必要があります。

また、加齢とともに腎臓機能が低下してくると、体内でビタミンDを合成する働きも低下してくるため、カルシウムの吸収力が低下してくるようになります。

ビタミンDの不足によってカルシウムの吸収力が低下すると、血液中のカルシウム濃度も低下するため、それを補おうとして、歯や骨に含まれるカルシウムの分解が促進されるようになり、歯や骨がもろくなる原因になります。

そして、歯や骨のカルシウムの分解が進むと、血液中のカルシウムが組織や血管に沈着しやすくなり、尿中からも多く排出されるようになり、シュウ酸カルシウム結石が発生しやすくなります。

逆に、ビタミンDが多く含まれている食事を過剰に取り過ぎている場合には、カルシウムの吸収が過度に行われ、高カルシウム血症を引き起こしたり、カルシウムが組織や血管に沈着しやすくなると言われています。

そのような事から、ビタミンDは多すぎても少なすぎても問題があると言われています。

日光浴によって合成されるビタミンDは、猫においては微量であるため、体の保温や皮膚や被毛の殺菌などのメリットがある事から、積極的にさせた方が良いと言われています。

猫の膀胱炎

猫の膀胱炎には、細菌性膀胱炎と突発性膀胱炎の2種類に大別されています。

細菌性膀胱炎

細菌性膀胱炎は、尿道口から進入した細菌が、尿管を伝って逆行し、膀胱に炎症を引き起こした膀胱炎です。

メスはオスに比べて尿道が短いため、発症しやすい傾向にあると言われています。

突発性膀胱炎

突発性膀胱炎は、結石や尿路感染症が確認できず、原因が特定できていない膀胱炎です。

細菌感染が確認されたものは細菌性膀胱炎と呼ばれますが、原因ができていない膀胱炎は一括して突発性膀胱炎と呼ばれています。

原因がはっきりしていなものの、ウイルスや細菌などの病原体、自己免疫疾患、尿路における上皮の損傷、神経伝達物質の影響(肥満細胞によるヒスタミンの放出)、ストレスなどが関与して起こると考えられています。

猫の下部尿路疾患の60%以上を占めるとも言われており、比較的多く見られる傾向にありますが、尿路閉塞が起きていなければ、1週間程度で改善する病気です。

しかし、治った後に再発する事も多い傾向にあります。

猫の腎臓疾患

腎臓疾患は、腎臓内で炎症が起こっている箇所によって、糸球体腎炎、間質性腎炎、腎盂腎炎に区分されています。

糸球体腎炎

糸球体腎炎は、毛細血管の集まりで、血液のろ過を行っている糸球体に炎症が生じる病気です。

細菌感染、ウイルス感染、アレルギー、自己免疫疾患などが原因で起こると言われています。

間質性腎炎

間質性腎炎は、腎臓の尿細管やその周囲の組織(間質)に炎症が生じる病気です。

細菌感染、ウイルス感染、薬物や人間の食べ物による食中毒、自己免疫疾患などが原因で起こると言われています。

腎盂腎炎(腎盂炎)

腎盂腎炎は、腎盂や腎実質に炎症や壊死、変性などが生じる病気です。

細菌感染やウイルス感染などが原因で起こると言われていますが、尿路結石や前立腺肥大症などで尿路閉塞が起こると、尿の流れが停滞するため、腎盂腎炎が生じやすくなると言われています。

猫の溶血性疾患

溶血は、体内で血液中の赤血球が大量に破壊されてしまう現象の事です。

溶血が起こると、体内に取り込んだ酸素や栄養分が運搬されなくなるため、全身の臓器に様々な不調を引き起こすようになります。

原因は、タマネギなどのネギ類の誤食による食中毒、赤血球に寄生するヘモバルトネラ・フェリスの感染によるヘモバルトネラ症(猫伝染性貧血)、猫白血病ウイルスの感染による猫白血病ウイルス感染症などが挙げられます。

溶血によって起こる血尿はヘモグロビン尿と呼ばれる場合もあり、尿中に赤血球は確認できませんが、漏出したヘモグロビンの色素によって尿が赤色(または赤褐色)に染まる特徴があります。

溶血が起こると、貧血を起こしてふらつく事が多くなったり、口の中が白っぽくなったり、何度も吐き気が起こるといった症状も見せるようになります。

猫の泌尿器疾患の症状、対処方法

猫が結石や膀胱炎など、泌尿器に何らかの疾患を抱えている場合には、おしっこをする回数が増えたり、おしっこする時に痛がって鳴いたり、じっと長い間座ったままでいたりなど、トイレの仕方に変化が見られるようになります。

また、トイレを失敗して粗相をする事も多くなります。

猫が室内のあちこちでおしっこを漏らしてしまう事は、悪意を持ってイタズラしようという意図からではなく、我慢できずに仕方が無く行っている事が多いと言われていますので、そのような点も考慮して、早いうちに動物病院で詳しい検査を受ける事が大切になります。

猫のおしっこは、2日以上出なければ尿毒症になり、命を落とす危険性が高まりますので、決して甘く見てはいけません。

また、時には血尿の原因が腫瘍である場合もあります。

尿に血が混じっていなくても、キラキラした結晶が混じっているのを確認した場合には、すぐに猫を動物病院へ連れて行く必要があります。

猫の腎臓は、一度悪くなってしまうと、回復する事が難しく、それによって免疫力の低下や感染症のリスクなども高まってしまうと言われています。

猫は高齢になると、腎臓をはじめ泌尿器の疾患にかかる割合が高くなりますので、常日頃から新鮮で清潔な飲み水を用意してあげたり、毎日トイレを清潔に保ち、トイレを我慢する事なく、いつも速やかに、気持ち良く排泄できる環境を整えておく事も重要です。

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青森県三戸町の三戸大神宮が、三毛猫をモチーフにしたキャラクター名を公募

青森県三戸町にある三戸大神宮は、同神社をPRするキャラクターを新たに作り、その名前の募集を開始した。

禰宜(ねぎ)の山崎貴行さんは、「このキャラで、神社がより親しめる場になれば。子どもから高齢者まで、幅広く愛されるキャラになるような名称を付けてほしい」と話している。

キャラクターは、神社につかえる「巫女(みこ)」と、同町出身の漫画家・絵本作家の馬場のぼるさんの「11ぴきのねこ」にちなんで、「巫女」と「猫」が組み合わさった、かわいらしいデザインになっている。

そのデザインは、八戸市の三社大祭山車絵師で「山車づくり名人」として知られている夏坂和良さんが手がけたものだ。

夏坂さんによると、このキャラクターはメスの三毛猫で、額や耳などに福を授けるハートマークが七つあるという。

恋愛成就と幸せを招くのが得意で、三戸町の「三」にちなんで三つの願いをかなえてくれるそうだ。

このキャラクターが願い事をかなえる時には、額のハートが金色に輝くという設定になっている。

夏坂さんは、「キャラの名称募集で、三戸大神宮をより広く知ってもらえる。キャラが定着し、ゆくゆくは全国にも知れ渡るようになればうれしい」と話している。

名前の決定後、夏坂さんがキャラクターの人形を作り、5月頃をめどに神社拝殿に展示する予定だ。

応募は住所、名前、年齢、電話番号などの連絡先を明記し、メール(shinmei-kun■rose.ocn.ne.jp、■を@に変更)か、三戸大神宮(〒039-0134、三戸町同心町諏訪内43)宛てのハガキで受け付けている。

名前の募集は3月末まで。

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猫の皮膚ガン(乳腺腫瘍、肥満細胞腫、扁平上皮癌、メラノーマ)



皮膚ガンとは

皮膚ガンとは、皮膚に悪性腫瘍と呼ばれるガン細胞の塊が生じたものです。

正常な細胞は、周囲の細胞の状態に応じて、増殖を行ったり、増殖を止めたりするなど、細胞の増殖がコントロールされています。

例えば、皮膚に傷が生じた際には、傷口を塞ごうとして活発に細胞の増殖が起こりますが、傷口が治って塞がると、自然に細胞の増殖が停止するようになっています。

しかし、ガン細胞は、このような細胞の増殖をコントロールする機能を失い、無秩序に、無目的に、周囲の組織にも湿潤しながら拡大する事もある、異常な細胞(悪性細胞)の事です。

ガン細胞の発生メカニズム

ガン細胞は、正常な細胞の遺伝子(DNA)にわずか2~10個程度の傷がつく事によって発生すると言われています。

そのような細胞の遺伝子の傷は、長い時間をかけて徐々に発生する事が知られています。

遺伝子が傷ついた細胞は、車のアクセルが踏まれたままの状態のように、細胞の増殖を行う働きが活性化したままになったり、また、車のブレーキが故障したままの状態のように、細胞の増殖を止める働きが不活性化したままになる場合がある事も知られています。

このように車のアクセルが踏まれたまま、暴走するようになってしまった突然変異の遺伝子は、ガン遺伝子と呼ばれており、車のブレーキにあたる細胞内の遺伝子は、ガン抑制遺伝子と呼ばれています。

猫の皮膚ガンの原因

ガン細胞は、正常な細胞内の遺伝子が損傷したために、細胞の分裂が無秩序に繰り返されるようになった異常な細胞の事ですが、その原因は、細菌、ウイルス、紫外線、放射線、活性酸素、ホルモン、化学物質、ワクチン、遺伝など、様々な事が挙げられると言われています。

そのような要因(発がん要因)によって細胞内の遺伝子が損傷し、遺伝子の突然変異が起こると、その細胞が分裂した際にも、異常な遺伝子も一緒に伝達されてしまうため、ガン細胞の増殖が進むとともに、ガン細胞の塊である悪性腫瘍が形成され、周囲の組織への湿潤や転移を起こす可能性を持つようになります。

また、体が健康的で、免疫細胞が活発に機能している場合には、体内で発生するガン細胞をくまなく攻撃し、排除してくれますが、加齢、病気、ストレスなどの影響によって、免疫細胞の働きが低下してくると、免疫細胞の巡回の影に隠れて、ガン細胞が増殖を行うようになるため、悪性腫瘍を形成しやすくなっていきます。

猫の皮膚ガンの種類

猫の皮膚ガンには、乳腺腫瘍、肥満細胞腫、扁平上皮癌、メラノーマ(悪性黒色腫)など、様々な種類があります。

1.乳腺腫瘍

乳腺腫瘍は、腹部にある乳腺の腺組織が腫瘍化したものです。

猫の乳腺腫瘍は、転移の恐れの無い良性の場合もありますが、悪性であるケースがほとんどで、進行も早く、肺への転移リスクも高いと言われています。

高齢のメスの猫が発症する事が多いと言われています。

1つの乳頭(乳首)だけに現れる場合や、複数の乳頭に多発して現れる場合もあります。

性ホルモン剤の投与によって発症率が高まる事や、避妊手術を受けていない猫は、避妊済みの猫に比べると約7倍も発症率が高い事から、性ホルモンの影響が強いと考えられています。

2.肥満細胞腫

肥満細胞腫は、体内で免疫反応が生じた際に、ヒスタミンやセロトニンなどの炎症物質を放出する肥満細胞が腫瘍化したものです。

肥満細胞という名称は、免疫反応が生じた際に、細胞の形が膨張したように膨らむため、それが肥満体型を連想させる事から、そのような名前で呼ばれています。

そのため、食べ過ぎによる肥満や体脂肪とは全く関係がありません。

肥満細胞は、皮膚、粘膜、血管など、体中のいたるところに存在しており、肥満細胞腫は、猫の腫瘍の中では比較的多く見られる傾向にあると言われています。

良性と悪性があり、体表に現れる肥満細胞腫(皮膚型肥満細胞腫)のほとんどは良性である場合が多く、転移の心配はありませんが、悪性に変わる事は有り得ると言われています。

肝臓や脾臓、消化管などに現れる肥満細胞腫(内蔵型肥満細胞腫)は、悪性度が高い傾向にあると言われています。

3.扁平上皮癌

扁平上皮癌は、口腔、舌、咽頭、食道、気管、気管支といった体内への入り口から、口から肛門までの臓器のつながりの管にあたる部分の表面を覆っている、上皮細胞(扁平上皮細胞、扁平上皮組織)がガン化したものです。

転移が起こりにくく、局所侵襲性の高い腫瘍と言われていますが、リンパ節への転移リスクも有り得ると言われています。

紫外線や放射線を長時間浴び続ける事、空気中のタバコの煙や殺虫剤などの発ガン物質を吸引する事、慢性的な炎症などから、誘発される場合があると言われています。

中でも白猫は、紫外線や放射線などの有害な電磁波から皮膚を守るメラニン色素が少ないため、扁平上皮癌や肥満細胞腫などの皮膚ガンを発症しやすいと言われています。

4.メラノーマ(悪性黒色腫)

メラノーマ(悪性黒色腫)は、上皮細胞よりも下層にあるメラニン細胞(メラノサイト)がガン化したものです。

メラニン細胞が他の場所に比べて密集している場所をホクロと言いますが、メラノーマ(悪性メラノーマ)はそのホクロがガン化したものですので、周囲の皮膚の色に比べて黒っぽい色になってくるという特徴があります。

進行のスピードがとても早く、また、転移リスクも高いと言われています。

扁平上皮癌やメラノーマは、口の中にできる場合もあり、初期のうちに発見できず、かなり大きくなってから発見される事も多いと言われています。

また、口の中のガン細胞は、肺へと吸い込んでしまう事により、肺への転移リスクが高くなると言われています。

猫のガンの治療方法

1.手術療法

手術療法は、外科手術によって腫瘍の摘出を行う治療方法です。

腫瘍が大きく、局所的に存在している時には効果的な治療方法とされています。

しかし、全身麻酔や体にメスを入れる事など、手術の負担によって死亡してしまう危険性もあると言われています。

2.化学療法(抗ガン剤療法)

化学療法は、抗ガン剤を投与する事により、ガン細胞を根絶できる事は稀ですが、全身のガン細胞の増殖を抑制する治療方法です。

手術療法(外科手術)では取りきれない、白血病やリンパ腫などの全身性の腫瘍や、リンパ節や肺に転移してしまっている腫瘍などに用いられる治療方法です。

それによって、生活の質(QOL)を維持する効果が期待できると言われています。

しかし、骨髄抑制(赤血球や白血球、血小板の減少)や、脱毛などの副作用が生じたり、投与を続けるうちに治療効果が低下してくるというデメリットもあります。

3.放射線療法

放射線療法は、腫瘍のある箇所に、細胞の殺傷効果の高い放射線を照射する事で、ガン細胞を破壊して、腫瘍をゆっくりと時間をかけて小さくする治療方法です。

レントゲン検査においては、細胞の殺傷効果を弱めたX線と呼ばれる放射線が照射されますが、放射線療法においては、そのX線のエネルギーをより強くした放射線が照射され、その細胞の殺傷作用によって、ガン細胞の遺伝子(DNA)を破壊して、増殖を行えなくするものです。

化学療法に比べて治療効果が高く、手術をするのが難しい脳や心臓、肺などにも対応できるというメリットがあります。

しかし、全身麻酔が必要になるため、体への負担も考慮する必要があると言われています。

4.免疫療法(免疫細胞療法)

免疫療法は、ガン細胞を攻撃する働きを持つ免疫細胞を培養して増やし、それを体に戻す事で、ガン細胞に対する免疫力を強化する治療方法です。

他の治療方法に比べて副作用がほとんど無いというメリットがありますが、目に見えるほど大きくなったガンが消滅する程の効果は期待できないと言われています。

そのため、他の治療方法との組み合わせや、治療後の再発防止を目的に用いられる事が多い傾向にあります。

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