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なかなか治らないまま、慢性化する事の多い犬の皮膚病、アトピー性皮膚炎



犬がかかる皮膚病のうち、特に慢性化しやすく、難治性でなかなか治りにくい疾患の一つに、アトピー性皮膚炎があります。

遺伝的要因の強いアトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、アトピー体質と称して呼ばれる場合もあり、遺伝的要因が大きく影響を及ぼす事によって引き起こされる皮膚疾患です。

親犬がアトピー性皮膚炎を患っていた場合には、その子犬にも同様の体質が遺伝しやすい事が知られており、その子犬がアトピー性皮膚炎を発症する可能性が高まる事が解明されています。

片親だけがアトピー体質の場合には、子犬は約30%の割合でアトピー体質になる可能性があり、両親がともにアトピー体質の場合には、子犬は約70%の割合でアトピー体質になる可能性があると言われています。

このような遺伝の仕方は、垂直型の遺伝パターンに限りなく近いと言われています。

しかし、両親や祖父母犬にもアトピー性皮膚炎の発症が見られずに、子犬だけがアトピー性皮膚炎を発症するというパターンも存在しており、劣性遺伝によっても引き起こされる事から、複雑な遺伝パターンによって発症に至るものと考えられています。

そのようにしてアトピー体質を子犬が受け継いだ場合であっても、日々の食事内容やスキンケア、生活環境などからも、遺伝子の働きが良くなったり、悪くなる場合がある事が知られており、それを上手にコントロールする事によって、発症を防ぐ事ができたり、症状を軽く抑える事ができると言われています。

アトピー性皮膚炎の体質、特異性

アトピー性皮膚炎は、アレルギーを起こしやすい体質と、皮膚が乾燥しやすい体質を、遺伝的に受け継ぐ事によって引き起こされる皮膚疾患です。

アトピー性皮膚炎の犬には、体内にアレルギー物質である抗原の進入を感知した際に、B細胞が抗体を作り出し、抗原に結び付ける事によって無害化しようとする働き(抗原抗体反応)の際に、アレルギー抗体とも呼ばれているIgE抗体が特異的に多く生成されやすい事が分かっています。

そのIgE抗体が抗原に結びつくと、肥満細胞(マスト細胞)から炎症物質であるヒスタミンが大量に放出されるようになり、周囲の組織に炎症や充血を起こして、血流を高めようとして、免疫細胞が集まりやすい状態を作り出し、瞬時に免疫力の活性化を図るようになります。

このIgE抗体は、抗原とともに血流に乗って素早く全身へと運ばれるため、体の様々な場所でも炎症反応を誘発していくようになります。

そして、IgE抗体は、様々な種類の抗原と結びつきやすい性質を持っているため、IgE抗体が大量に作られると、他の抗原とも結びつくなどして、様々なアレルギー症状を連鎖的に誘発してしまう原因になっていきます。

さらに、アトピー性皮膚炎の犬は、皮膚の最も外側にある角質層で、水分を留める働きを持つ角質細胞間脂質(セラミド)などの脂質が特異的に少ないために、皮膚がカサカサして乾燥しやすく、角化異常によって硬くなった皮膚がポロポロと剥離して落ちやすくなっている傾向があります。

そのため、外部の刺激に対して過敏になりやすく、接触性皮膚炎(接触性アレルギー)を起こしやすい事も判明しています。

アトピー性皮膚炎の原因と予防方法

アトピー性皮膚炎は、室内のホコリやダニの死骸、花粉やカビの胞子など、室内のハウスダストを吸引する事によって、アレルギーが引き起こされるケースが多いと言われています。

また、アトピー性皮膚炎の犬の皮膚には、黄色ブドウ球菌が特異的に異常繁殖を起こしている事が多く、その黄色ブドウ球菌が作り出す毒素(エンテロトキシン、デルタトキシン)によって、皮膚の発赤や痒みがひどくなっていたり、発症そのものが誘発されている場合があります。

そのため、アトピー性皮膚炎の症状を抑える事や予防を図るには、適切な除菌やスキンケアを行う事が重要になってきます。

皮膚や被毛を清潔に保つには、シャンプーなどで定期的に体を洗浄する必要がありますが、アトピー性皮膚炎の犬は、皮膚が弱く傷付きやすいため、刺激の強すぎるシャンプーを使用する事によって、ますます皮膚が乾燥しやすくなったり、炎症がひどくなってしまう場合があります。

そのため、シャンプーは薄めて使用するようにしたり、シャンプーの後に皮膚が乾燥しがちな場合には、舐めたり口に含んでも問題の無い、馬油やオリーブオイル、ココナッツオイルなどを皮膚に塗布して、足りない皮脂を補ってあげる事も大切になってきます。

しかし、オイルによっては皮膚に合わない場合もありますので、皮膚に薄く塗った後は、湿疹や赤みが起きていないかなどを、しっかり確認する必要があります。

また、古く酸化してしまった脂肪分が多く含まれているドッグフードは、アトピー性皮膚炎をはじめとするアレルギーの症状を悪化させる事が分かっており、角質細胞間脂質(セラミド)を生成するには、オメガ3系とオメガ6系の脂肪分をバランス良く摂取する事が重要だと言われています。

特定の脂肪分だけを偏って多く摂っていると、角質細胞間脂質(セラミド)の生成に必要な脂肪分が不足するため、皮膚が乾燥しやすくなっていきます。

普段からオメガ6系の油は、一般的な植物油として身の回りの多く存在しており、意識をしなくてもオメガ6系の油は摂取する事ができていると言われていますが、オメガ3系は青魚やえごま油などの特定の食材からしか採取できない油ですので、意識的にオメガ3系の油分を摂取する必要があると言われています。

以前は、犬が必要とする栄養素のうち、脂質はオメガ6のみで、オメガ6を摂取する事によってオメガ3を体内で生成できると言われていましたが、最近では、人間を含む哺乳動物は、オメガ6からオメガ3を生成できない事が分かり、犬が摂取する脂質がオメガ6だけでは、皮膚炎や関節炎を発症する事が多くなるため、多くのドッグフードメーカーからも、オメガ3系の脂質も積極的に与える必要があると提唱するようになってきています。

また、ドッグフードに含まれている特定の食材を摂取する事によって、アレルギーの症状が誘発されている場合もありますので、時にはドッグフードの種類を変更する事によって、症状の緩和につながる場合もあります。

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