中国産のニセ秋田犬が横行、1頭1,000~2,000万円での取り引きも

日本古来からの固有種で、天然記念物にも指定されている日本犬のうち、唯一の大型犬である秋田犬は、「忠犬ハチ公」のエピソードなどから、世界的にも広く知られている犬種で、とても頭が良く、飼い主にも忠実で、今でも家庭犬としても高い人気を誇っている。

そんな秋田犬が、中国ではニセモノの血統が横行しており、犬によっては1頭1,000~2,000万円で取り引きされているというから驚きだ。

この中国産のニセ秋田犬をこのまま放っておくと、やがて世界中に広まってしまう恐れがあるため、このような暴挙を阻止するべく、公益社団法人「秋田犬保存会」が動き出した。

秋田犬保存会の遠藤敬会長の話によると、秋田犬は、ロシアのプーチン大統領や、キャロライン・ケネディ駐日米大使も愛好しており、ヘレン・ケラーも飼育していた人気の犬だという。

2009年にリチャード・ギアが主演した映画「HACHI」の公開後は、その人気にさらに火がつき、中国の富裕層の間でも熱狂的な人気となり、高額な取り引きが行われるようになったという。

そして、いつの間にかニセ秋田犬が広まっていったそうだ。

中国で出回っているニセ秋田犬は、血統証も偽造された上で出回っているという。

通常、秋田犬は1回の出産で数頭産むのが限界だが、中国からは「十数頭生まれた」という不可解な審査が最近になり急増しているという。

そして、2015年の秋田犬の登録頭数は、全世界で3,667頭だったが、2016年8月までに4,130頭と急増しているそうだ。

その中には、ニセ秋田犬が含まれている疑いもあるという。

秋田犬保存会の遠藤敬会長は、「秋田犬は、日本の長い歴史と風土の中で、先人が大切に育ててきた犬だ。今後は、血統証の発行審査を厳しくして対応する」と話している。

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