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猫の心臓病、心不全、心筋症の種類、症状、検査、治療



猫の突然死の原因にもなる心臓発作(心不全)は、心臓の働きが徐々に弱くなる心筋症によって起こる事が多いと言われています。

猫の心筋症

猫の心筋症は、糖尿病、高血圧、動脈硬化などによる心臓への血流の悪化や、それに伴う心筋梗塞(心筋の変性や壊死)、他にも、全身に蓄積した炎症細胞が心臓内でも形成されるなどして、心臓の動きをつかさどっている筋肉である心筋が厚くなったり、薄くなったり、変形するなどして、全身に血液を送り出すポンプ機能が低下してしまう病気です。

また、ウイルスや細菌に対する免疫反応や、先天的な遺伝による影響なども関連があると考えられています。

猫の心筋症の種類

猫の心筋症は、拡張型心筋症、肥大型心筋症、拘束型心筋症の3種類に大別されていますが、猫がかかる心臓病の中では、肥大型心筋症の発症率が最も高いと言われています。

猫の拡張型心筋症

猫の拡張型心筋症は、心臓の壁である心筋が薄くなり、伸びきったままの状態になるために、心臓の壁が薄いまま、左心房や左心室(および右心房や右心室)が拡大した状態になる心筋症です。

拡張型心筋症になると、心臓の収縮機能が低下するため、血液を全身へと送り出す力が弱まるようになります。

拡張型心筋症は、普段から小食であったり、偏食傾向の強い猫が発症しやすく、猫は心筋細胞が多く必要とするタウリンを体内で合成する働きが低い事などから、拡張型心筋症はタウリンの欠乏に強い関連性があると考えられています。

高齢の猫が発症しやすい傾向にあります。

猫の肥大型心筋症

猫の肥大型心筋症は、心臓の壁である心筋が異常に厚くなり、左心室(および右心室)の内腔が狭くなる心筋症です。

肥大型心筋症になると、心臓内の血流が悪くなるため、左心房内で血栓が形成されやすくなり、形成された血栓が心臓から排出されると、体中の様々な血管を詰まらせる原因になります。

肥大型心筋症になると、心臓の拡張性(血液を吸い込む量)が低下するため、強い鼓動が打てなくなり、血液を全身へと送り出す働きが弱まるようになります。

猫がかかる心筋症の中では最も発症する事が多く、若い猫から高齢の猫まで、幅広い年齢で多く見られる傾向にあります。

体格の大きなオス猫が発症しやすいと言われています。

猫の拘束型心筋症

猫の拘束型心筋症は、心臓の内部を覆う繊維質の膜が硬くなったり、厚くなったり、内部の心筋の変形や壊死が起こる心筋症です。

拘束型心筋症になると、左心室の収縮性や拡張性が低下するため、血液を全身へと送り出す機能が弱まるようになります。

高齢の猫が発症しやすい傾向にあります。

猫の心筋症の症状

猫の心筋症になると、心臓のポンプ機能が低下して、全身に必要な酸素や栄養分を十分に送り出す事ができなくなるため、元気がなくなったり、疲れやすくなるなど、運動性が低下していきます。

食欲が無くなる事も多く見られます。

このような症状は、加齢とともに少しずつ見られるようになる場合もあり、猫の高齢化に伴う体力の低下や老化現象、足腰の痛みなどによるものと、錯覚してしまう場合もありますが、はっきりとした症状が見られないまま、ある時から突然見られるようになる場合も多いと言われています。

症状は、重症化しないまま、寿命をまっとうする場合もあれば、症状が最初のうちは軽くても、徐々に深刻化していき、命を落とす事になる場合もあります。

また、嘔吐するかのような深い咳をする事が多くなったり、そのような深い咳を長時間繰り返すようになる事もあります。

このような深い咳は、猫の心臓病特有の症状と言われています。

これは、循環不全によるもので、肺に水が溜まる肺水腫や胸水によるものです。

心臓の機能低下が進んでくると、酸素不足の状態になるため、息苦しそうに、呼吸が早くなったり、荒くなり、開口呼吸をするようにもなり、肩やお腹を上下させて呼吸するようになる事もあります。

あまり動かずにじっとしている事も多くなりますが、貧血がひどくなるため、立ち上がってもすぐに倒れたり、よろける事が多くなります。

そして、体中の血色が失われて、肉球が白っぽくなったり、歯茎や舌が紫色になっていきます。

血栓症を起こすと、特定の足が冷たくなったり、麻痺を起こして動かなくなったり、壊死を起こす場合もあります。

ひどい場合には失神や痙攣を起こすようになったり、ショック症状を起こして突然死してしまう事もあります。

猫の心筋症の失神や痙攣は、意識が戻ると普段通りでいる事から、てんかん発作との区別がつきにくい場合があります。

猫の心筋症の検査

猫の心筋症の検査は、聴診で心音の雑音の有無を調べたり、触診による胸壁の振動の有無の検査が行われます。

また、心臓の大きさ、血管の異常の有無、肺の状態なども確認するために、レントゲン検査やエコー(超音波)検査なども行われます。

心臓の鼓動のリズムが不規則な場合には、不整脈が生じている事がありますが、不整脈には病的なものと、問題のない生理的なものがありますので、その不整脈の種類を特定するために、心電図検査が行われる場合もあります。

血液検査の数値からも、病状の診断が行われます。

猫の心筋症の治療

猫の心筋症の治療は、主に薬剤の投与による内科治療が中心になります。

薬剤は、利尿薬、血管拡張薬、血栓予防薬などが用いられます。

塞栓症が起きている場合には、血栓を溶かす薬剤の投与や、超音波による血栓の粉砕が行われますが、時には手術による除去が必要になる場合があります。

猫の心筋症の多くは、治療を受けても完治させる事が難しく、生涯に渡って薬物投与が必要になる事から、早期発見、早期治療を行う事が最も重要と言われています。

治療中は、猫が静かに休める場所を用意してあげるなどして、体を安静に保てるように配慮したり、室内の寒暖の差が大きくならないようにして、心臓に負担を与えないように努める事も重要になります。

ブラッシングやマッサージは、皮膚や筋肉の血行を促進する効果があると言われていますが、ストレスを与えないようにする事も大切です。

毎日の食事は、塩分の摂取を控えた心臓病用のフード(療法食)を与える必要があります。

心臓病用のフードを猫が好んで食べてくれない場合には、ニオイで食欲を刺激するために、フードを温めてから与えるようにしたり、鶏のササミ肉のゆで汁を少量加えるなどしてニオイを出すと、食べてくれるようになる場合があります。

また、急に新しいフードを切り替えるのではなく、段階的に新しいフードの割合を増やしていくようにして、徐々に新しいフードに慣らしていく事が有効な場合もあります。

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