猫の関節炎が人間とは異なるメカニズムで起こる事が解明される

猫の関節炎が、人間とは異なるメカニズムで発症する事が解明され、今後の治療薬の開発に期待が集まっている。

そのメカニズムを解明したのは、日本大の杉谷博士教授らの研究チームで、1月5日、その研究結果を英科学誌「Scientific Reports(サイエンティフィック・リポーツ)」に発表した。

人間の関節炎は、関節内の細胞が刺激を受けると、細胞内の3つの酵素が別々に働いて炎症を起こす事が知られている。

このようなメカニズムは、従来より人間も猫も同様と考えられていた。

しかし、同研究チームが猫の膝関節の細胞を培養した上で分析を行った結果、細胞内の3つのうち2つが連動する、独特な仕組みで炎症を起こす事を突き止めた。

猫は高齢になると関節炎になる割合が高くなり、その発症率は、5~10才の猫は約70%、11才以上の猫では約90%にもなると言われている。

猫は高齢になるほどに、じっとして動かずにいる事が多くなるのは、関節炎の痛みが原因とも考えられている。

現在は、猫の関節炎の治療法はなく、鎮痛剤で痛みを和らげるといった対象療法しかないが、このような人とは異なる発症メカニズムの解明とともに、今後の治療薬の開発が進められる事に、大きな期待が集まっている。

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