スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


犬の皮膚ガン(上皮ガン、腺ガン、メラノーマ、線維肉腫、肥満細胞腫)の原因、症状、検査、治療



犬の皮膚に現れたイボやシコリ、ただれや潰瘍などの病変が、長い間なかなか治らなかったり、そのような病変が少しずつ悪化したり、大きくなってきた場合には、それがガン(悪性腫瘍)である可能性があります。

時には、転移の心配のない良性腫瘍の場合や、膿の塊(膿腫)や血だまり(血腫)といった皮膚病の場合もありますが、それらを見た目だけで判断をする事は難しいと言われています。

犬の皮膚ガンの種類

犬の皮膚ガンには、上皮ガン、腺ガン、メラノーマ、線維肉腫、肥満細胞腫など、様々な種類があります。

上皮ガン(上皮腫、上皮性腫瘍、扁平上皮ガン)

皮膚の最も外側にある表皮、上皮、腺房細胞、腺細胞の総称を上皮細胞と言いますが、上皮ガンは、そのいずれかの細胞がガン化したものです。

上皮細胞には、扁平上皮細胞、立方上皮細胞、円柱上皮細胞、線毛上皮細胞に大別されており、そのうちの扁平上皮細胞がガン化したものは、扁平上皮ガンと呼ばれています。

イボやシコリがゆっくりと大きくなる場合には、ガン(悪性腫瘍)ではなく、転移の恐れのない良性腫瘍の場合もあります。

腺ガン

腺ガンは、皮脂腺などの分泌腺組織の細胞がガン化したものです。

このような分泌腺は、涙、唾液、胃液、胆汁など、分泌物によっても様々な種類があります。

オスの犬は、肛門周囲にある分泌腺(肛門周囲腺)や、肛門腺(肛門嚢)がガン化する、肛門周囲腺ガンや肛門嚢アポクリン腺ガンなどを発症しやすく、メスの犬は、乳腺組織の細胞がガン化する乳腺腫瘍(乳ガン)を発症しやすい傾向にあります。

イボやシコリがゆっくりと大きくなる場合には、ガン(悪性腫瘍)ではなく、転移の恐れのない良性腫瘍の場合もあります。

メラノーマ(悪性黒色腫)

メラノーマは、表皮内やその下層にあるメラニン細胞がガン化したものです。

メラニン細胞が他の場所に比べて高密度で存在している場所を、ホクロと言いますが、メラノーマも、そのメラニン細胞がガン化したものですので、病変部が周囲の皮膚に比べて黒っぽい色になってくるという特徴があります。

犬の皮膚ガンの中では最も進行スピードが早く、肺転移や再発を起こしやすい、とても難しいガンと言われています。

線維肉腫

線維肉腫は、真皮層にある線維芽細胞がガン化したものです。

線維芽細胞は、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸といった真皮の成分を作り出している細胞です。

線維肉腫は、体の様々な部位に発生する可能性があり、皮膚の表面や皮下に現れる場合もあれば、筋組織に進入して大きく成長する場合もあります。

治療後も再発しやすいガンですが、他の組織には転移しにくいという特徴があります。

肥満細胞腫

肥満細胞腫は、犬の皮膚ガンの中では最も多く見られる悪性腫瘍で、体内の様々な場所に存在している肥満細胞のうち、皮膚の肥満細胞がガン化したものです。

肥満細胞は、アレルギー反応と密接に関わっている細胞で、アレルギー反応の原因となるヒスタミンやセロトニンを作り出す役割があります。

そのようなアレルギー反応が生じた際に、細胞の形が膨張して腫れ上がったようになり、肥満体型が連想される事から、そのような名前で呼ばれています。

犬の皮膚ガンの原因

犬の皮膚ガンの原因には、体の外部からの刺激によるものと、体の内部の問題によるものがあると言われています。

体の外部の刺激で言えば、犬の皮膚は、人間に比べると5分の1から3分の1程度の厚さしかないと言われており、サマーカットで被毛を短くしすぎていたり、もともと被毛の短い短毛種は、紫外線や赤外線などの有害光線の影響を受けやすく、皮膚ガンの発症リスクが上昇すると言われています。

また、肉球や指の間などは、真夏のアスファルトや路面上の刺激の影響を受けていたり、口腔内や唇などは、硬すぎる骨や噛むおもちゃの刺激の影響を受けているなど、慢性的な刺激が持続している事がガンの原因になる場合もあると言われています。

生活環境の磁場や電磁波との因果関係がある可能性も示唆されています。

一方、体の内部の問題で言えば、加齢、基礎疾患、ストレス、栄養分の偏り、血行不良、ホルモンバランスの乱れなどの様々な影響から、免疫力の低下が起こり、ガン細胞に対する抵抗勢力が損なわれる事が原因になると言われています。

特定の犬種によっては、遺伝的な影響から、皮膚ガンが起こりやすい場合もあります。

犬の皮膚ガンの症状

犬の皮膚ガンは、皮膚の一部にシコリや腫れがみられるようになり、硬いもの、柔らかいもの、熱を持っているもの、潰瘍になっているものなど、様々なタイプがあります。

ガン細胞が筋組織などの内部に入り込んでいる場合には、イボや腫れなどの異常を見た目からは確認できない場合もあります。

痛みや痒みなどの違和感が生じるものもあれば、そのような自覚症状が全く現れないものもあります。

また、嘔吐や下痢をよく繰り返すようになったり、食欲が低下したり、元気がなくなってくる場合もあります。

喉元、胸元、脇の下、股下などのリンパ節が腫れてくる場合もあります。

皮膚病がなかなか治らずに病状が長期化していたり、治療を受けていても悪化してくる場合には、それが深刻なガンである場合もあります。

犬の皮膚ガンの検査

犬の皮膚に現れたイボやシコリなどの腫れものに、ガン細胞が含まれているかどうかは、細針吸引または細針生検と呼ばれる検査方法で、病変部に細い針を刺し、その内部の細胞を採取した上で、細胞を顕微鏡で直接確認する事により、良性または悪性の判定が行われます。

このような検査方法は、細胞診と呼ばれています。

細胞診でガン細胞が確認できなかった場合においても、悪性腫瘍の疑いが強い場合には、病変部のイボやシコリなどの腫れものを採取(摘出)した後に、その採取した組織を病理検査にかけ、良性または悪性の確定診断が行われる場合もあります。

それは、細胞診だけでは、たまたまガン細胞の無い箇所に針を刺している可能性があり、細胞診だけでは確定診断にはならないためです。

また、犬が高齢の場合など、検査と治療の2回の全身麻酔の負担が大きい事を勘案した場合には、このように、悪性腫瘍の確定診断の前に、最初から病変組織の切除(手術)が行われる場合があります。

このように、広い範囲の組織を摘出して検査を行う方法は、組織診と呼ばれています。

また、転移の有無を調べるために、レントゲン検査やCT検査なども行われる場合があります。

犬の皮膚ガンの治療

病変部のイボやシコリが、膿の溜まった膿瘍や、血液の溜まった血腫の場合には、そのイボやシコリを切開して、膿や血液などの内容物を出し、抗生剤などの薬剤の投与が行われます。

イボやシコリが悪性腫瘍だった場合には、外科手術による切除が行われるのが一般的ですが、手術が難しい場所であったり、肺転移などの他の転移が見られたり、手術によって犬の外観が大きく変わってしまったり、生活が不自由になる場合などには、手術は行わず、放射線治療や抗がん剤治療が行われる場合もあります。

また、ガン細胞のエネルギー源である糖質を制限した食事療法や、ガン細胞と戦う自己免疫力を高めるために、乳酸菌や酵素を豊富に含んだ発酵食品(プロバイオティクス)の摂取についてのアドバイスを受けるなど、自然療法も勧められる場合があります。

他にも、漢方薬の処方を受ける場合もあります。

治療中は、犬の体の保温と安静に配慮したり、ストレスを与えないように注意して、免疫力を低下させないように努める事が大切です。

飼い主が強い不安を抱えながら、真剣な表情で犬と接していると、犬にもその緊張感が伝わってしまい、ストレスに感じてしまう場合がありますので、犬と接する時には、笑顔で優しく声をかけながらマッサージをするなどして、愛犬の不安を少しでも取り除いてあげる事が大切になります。

光の力で驚きの効果を生み出す光触媒テクノロジー、安心安全な抗菌・除菌・消臭ミスト

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。