東レが猫の慢性腎臓病治療に有効とされる新薬を開発

東レは1月23日に、猫の慢性腎臓病治療薬として、ベラプロストナトリウムを有効成分とする、経口プロスタサイクリン(PGI2)製剤「ラプロス®」の製造販売承認を取得したと発表した。

そして、4月より共立製薬を発売元として、同製剤の販売を開始する予定としている。

腎機能低下の抑制を効果効能とした、国内初の製剤「ラプロス®」は猫専用のもので、1回あたり1錠、1日2回、朝晩の食後に経口投与する錠剤だ。

慢性腎臓病(慢性経過の腎不全)は、腎臓の機能が徐々に低下していく病気で、食欲不振、体重減少、多飲多尿、嘔吐といった様々な症状が現れる疾病だ。

高齢猫に多く見られる傾向にあり、10才以上の猫における有病率は、30~40%とも言われている。

しかし、病態が解明されていない点も多く、その治療法は限られていた。

最新の研究報告によると、腎機能低下の主要因は、腎臓の間質における線維化と判明しており、同社はこれに着目し、線維化の抑制が慢性腎臓病の防止につながると考え、新薬の開発を着手した。

同製剤は、血管内皮細胞保護作用、血管拡張作用、炎症性サイトカイン産生抑制作用および抗血小板作用を有しており、これらの薬理作用によって腎臓の虚血および低酸素状態を改善させる事ができ、腎機能の低下を抑制し臨床症状を改善させることを可能にするという。

同社の発表では、腎機能低下の抑制を効果効能として承認を取得している薬剤は他に無く、同製剤が国内初のものだという。

今後は、ライセンス契約などで海外展開なども積極的に検討するとしている。

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2016年の犬と猫の飼育数の調査結果は、犬猫ともに微減し、犬がわずかに上回る

1月17日、ペットフード製造メーカーの業界団体である一般社団法人ペットフード協会は、2016年における全国の犬と猫の飼育実態に関する最新の調査結果を発表した。

調査結果は、全国の20~60才代の約5万人から、インターネットを通じて回答を得たもので、1世帯当たりの平均飼育数を全国の世帯数に乗じて算出した推計値となっている。

その結果では、犬が前年比0.4%減の987万8千匹、猫が0.3%減の984万7千匹で、その差もほぼ前年比と変わらないままだった。

1994年の調査開始時においては、犬の飼育数が猫を大幅に上回っていたが、2008年をピークに犬の飼育数は年々減少していき、猫は調査開始時から、ほぼ横ばいの状態が続いている。

協会の担当者は、「単身者、高齢世帯、共働きの増加など、近年のライフスタイルの変化から、散歩などで手間のかかる犬よりも、猫の方が選ばれているのでは」と推測しているようだ。

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猫の嘔吐の原因 - 健康的な猫の嘔吐と病的な猫の嘔吐



生理的にも多く見られる猫の嘔吐

猫は、体に異常が無い場合でも、生理的に吐く事がよくあり、嘔吐をする事の多い生き物と言われています。

猫は今でも完全な肉食動物ですので、草食動物のように臼歯(奥歯)が平らにはなっていないため、食べた物を飲み込める大きさにするためだけに咀嚼をしており、それを丸呑みして胃の中へと送り込んでいます。

その分、草食動物に比べると強力な消化液を持っているため、丸呑みした食べ物でも、問題なく消化吸収する事ができるようになっています。

また、人間に比べると嘔吐反射が弱いため、それによって嘔吐が起こりやすくなる原因にもなっています。

嘔吐反射は、口腔内の喉元付近に異物が接した事を感じた際に、それを吐き出そうとする生体の自然な反応です。

人間では、歯ブラシが舌の上に接した時や、薬の錠剤を飲み込もうとした時などでも、容易に起こりやすくなっており、異物を飲み込む前に吐き出す作用がとても強いですが、猫はこの嘔吐反射が肉食動物の特性上、弱くなっているため、水が無くても大きな固まりのご飯を難なく飲み込める事ができる分、食べ過ぎによる消化不良、毛玉やゴミなどの異物の蓄積、遊び道具の誤食などから、嘔吐が起こりやすい傾向にあります。

健康的な猫の嘔吐

猫の嘔吐には、自然な生理作用からきているものもあり、健康上において特に問題のないケースもいくつか存在しています。

このような嘔吐は、猫が吐いた後も辛い様子を見せる事もなく、ケロっとしていたり、普通にご飯を食べる事も多く、それほど心配する必要は無いと言われています。

そのため、猫の嘔吐によって床やカーペットが汚れてしまう事にはなりますが、むやみに邪魔はしないように注意しながらそっと見守り、自然な生理作用で吐かせるようにして、吐しゃ物(嘔吐物)の掃除は、猫が吐いた後に行うように配慮する事が大切になります。

消化不良、胃腸疲労によるご飯の吐き戻し

吐き戻しは、急にガツガツと勢い良く食べてしまった場合や、短時間のうちにフードの分量を多く摂取した場合などに起こるもので、胃の中に急に多くの食べ物が送り込まれ、胃に大きな負担がかかった際に、消化不良を起こしてしまう場合の嘔吐です。

このような状態は、人間の場合では早食いをする人、ドカ食いをする人などに見られますが、人間は食べ物をしっかり咀嚼してから飲み込むため、胃もたれ、胸やけ、腹痛といった不快感だけが生じる事が多いですが、猫の場合には、丸呑みした食べ物で胃の容量がいっぱいになると、嘔吐が起こりやすくなります。

そして、猫は再び吐き出したものを食べてしまう事もありますが、そのような吐き戻しを行う事で、自然に胃腸の負担の軽減を図っているもので、それほど心配する必要は無いと言われています。

草食動物は、消化吸収しにくい食物繊維ばかりを食べていますので、このような吐き戻しを普段から日常的に口腔内で行っていると言われています。

グルーミングで溜まった被毛、異物の吐き出し

猫はもともと小動物などの獲物を待ち伏せして、それを捕らえて生活していた生き物ですので、高い所に登ったり、箱の中などに隠れて潜む事を好む性質があり、また、獲物に自分のニオイを悟られないように、自分の体臭を抑えようとして、暇さえあればグルーミングを行い、清潔に保とうとする性質があります。

そのため、猫は他の動物に比べて体臭が少ないと言われています。

そのように、猫は頻繁にグルーミングを行っている事から、ザラザラした舌で抜け毛をひっかけてしまい、繊維クズやホコリなどの汚れと一緒に、胃の中へと飲み込んでしまう事も多く、それがある程度溜まってくると、自然に嘔吐が起こり、吐き出す事があります。

このような嘔吐は毛球症(ヘアボール)と言い、猫の正常な排出作用と言われています。

抜け毛の多い換毛期、ブラッシング不足、ストレスの多い猫は、毛球症になりやすいと言われています。

胃もたれ、むかつき、膨満感などを解消するために、猫草を食べる事で意図的に嘔吐を促して、すっきりしようとする場合もあります。

胃酸過多による吐き気、嘔吐

人間も、食べ過ぎによって胃腸の調子が弱ってくると、胃もたれ、胸やけ、むかつき、腹痛などが起こる原因になりますが、猫も体調不良や加齢などの影響から、同じようにお腹の調子を悪くする場合があります。

そのような状態は、胃の働きが低下しており、胃の中に内容物が長い間留まるようになるために、胃酸が多く分泌するようになる事が原因だと言われています。

猫がこのような状態になると、猫は人間に比べて嘔吐しやすいために、朝起きた直後や空腹時に胃酸過多が起こった際には、胃酸が逆流してしまい、透明または、白っぽい泡状の胃液だけを吐き出したり、黄色っぽい胆汁だけを吐き出す事があります。

また、このような嘔吐は、朝起きた直後や空腹時の他にも、くしゃみや咳の拍子に吐いてしまう事もあります。

病的な猫の嘔吐

猫の嘔吐の中には、病気の恐れのあるものや、体への負担が大きいものなど、危険な嘔吐のタイプも存在しています。

そのように、いつもと違う吐き方や、元気の無い様子が見られた場合には、何らかの体のトラブルを疑って、病院で診察を受ける必要があります。

吐しゃ物に血が混じっている

猫の吐しゃ物(嘔吐物)に赤い色や茶褐色の色が混じっている場合には、胃炎や腸炎によって、胃や腸から出血が起こっており、その血液が吐しゃ物に混じっている事が考えられます。

また、回虫(寄生虫)に感染しているために、腸壁が傷ついていたり、吸血されているために、出血が起きている可能性も考えられます。

このような出血が見られた場合には、何らかの胃腸に障害が起こっている可能性が高いため、早いうちに病院で詳しい検査を受ける必要があります。

時には、猫の吐しゃ物の中に、細長い回虫が混じって出てくる場合もあります。


連続的な吐き気(何度も吐こうとする)

猫が1日に何度も吐こうとしているにも関わらず、口からは何も吐き出さず、舌を出したり、よだれだけを垂らしている場合には、誤食した異物が胃や腸に詰まっている可能性が考えられます。

また、グルーミングによって飲み込んだ被毛の量が多すぎるために、胃や腸で詰まってしまい、なかなか出てこなくなっている事も考えられます。

異物が大きい場合や、被毛が大量に溜まっている場合には、胃腸壁の損傷や腸閉塞など、命に関わる状態へと発展する場合もあります。

また、肝臓、腎臓、膵臓などの内臓に重篤な障害が生じている可能性も考えられますので、頻繁な吐き気が治まらない場合には、早いうちに病院へ連れて行き、診察を受ける必要があります。

連続的な嘔吐(何度も吐く)

猫は生理的に嘔吐をする事は、決して珍しい事ではありませんが、1日に何度も嘔吐を繰り返している場合には、脱水症状が起こるため、病院で詳しい検査や治療を受ける必要があります。

激しい嘔吐は、毒性のある草、人間の食べ物、医薬品など、何らかの誤食によって食中毒を起こしていたり、細菌やウイルスによる感染症、膵炎や腎不全といった重い病気の可能性も考えられます。

また、異物や被毛が胃や腸に溜まったままで、それが吐いても出てこないために、吐き気や嘔吐が治まらない場合もあります。

嘔吐を繰り返している場合には、猫の体力も消耗してきますが、ぐったりしている場合や、いつになく大人しい場合には、重篤な内臓疾患や腫瘍など、緊急性の高い病気を患っている可能性も考えられますので、早めに病院に連れていき、詳しい検査を受ける必要があります。

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京大グループ、ガン細胞が排除されるメカニズムをハエで解明

京都大生命科学研究科の井垣達吏教授と大学院生の山本真寿さんらの研究チームは、ガンの前段階にある細胞が、その周囲にある正常な細胞から攻撃を受け、ガン化が進む前に排除される詳しいメカニズムを突き止める事に成功した。

京大の研究グループでは、これまでにも、正常な細胞内に「Slit」「Robo」というタンパク質を作る遺伝子が壊れる事で、ガンの元となる変異細胞を排除できなくなることを発見しており、その研究成果を発表していた。

ガン化の初期段階では、ガンの元となる変異細胞が、周囲の正常な細胞から何らかの仕組みで攻撃される事は分かっていたが、それがどのようなメカニズムで排除されるかまでは、詳細には解明できていなかった。

今回の研究は、ショウジョウバエの眼の組織に、人工的にガンの元となる細胞を誘導し、その細胞の排除に必要な正常な細胞側の遺伝子を探索したものだ。

その結果、「Sas」と呼ばれる細胞表面のタンパク質が、ガン細胞の排除に必要である事を発見するに至った。

また、正常な細胞がガンの元となる変異細胞に接すると、正常な細胞の表面のタンパク質「Sas」が変異細胞の表面の「PTP10D」と呼ばれるタンパク質に結合して、変異細胞の増殖が抑えられ、さらに変異細胞が死滅しやすくなる事も分かった。

本研究成果は、2017年1月17日に英国の学術誌「Nature」に掲載され、今後の新たなガン治療法の開発に結びつく事に、大きな期待が集まっている。

井垣教授は「哺乳類でも実験して、新たながん治療の戦略となるか検討したい」と話している。

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犬の膿皮症(のうひしょう)の種類、原因、症状、検査、治療について



膿皮症(のうひしょう)とは、皮膚の細菌感染によって起こる、化膿性の病変の事です。

犬の膿皮症

犬の膿皮症は、黄色ブドウ球菌などの細菌が皮下へと入り込み、表皮や真皮、皮下組織といった皮膚の組織に、膿を伴う化膿性の病巣が現れるようになる皮膚病です。

皮膚の表面には、このような細菌やウイルスが1兆にも達する程、無数に存在していると言われていますが、様々な病原体同士が均衡を保つ働きや、皮膚の自浄作用や免疫細胞の働きなどによって、細菌が過剰に繁殖しすぎる事もなく、皮下への進入も防がれています。

しかし、皮膚の傷、免疫力の低下、老化などから、細菌の進入を抑える力が弱まると、皮膚の赤みや湿疹などの病巣が現れ、皮膚炎を発症する事になります。

犬の膿皮症の種類

犬の膿皮症には、皮下への細菌感染の進行度合いによって、表面性膿皮症(膿痂疹)、表在性膿皮症(浅在性膿皮症)、深在性膿皮症の3種類に大別されています。

表面性膿皮症(膿痂疹)

表面性膿皮症は、皮膚の最も外側にある表皮のみに細菌感染が起こっている状態です。

病変部の皮膚には、膿を含んだニキビのような湿疹(丘疹)が現れるようになります。

そのような化膿性の湿疹は、膿痂疹(のうかしん)と呼ばれる場合があります。

病変部の皮膚からは痒みや違和感が生じるようになるため、犬は舐めたり、引っ掻いたりして病変部を気にするようになります。

表在性膿皮症(浅在性膿皮症)

表在性膿皮症は、表面性膿皮症に比べると細菌感染の病巣がより深く、毛穴の中の毛包部や、その周囲の表皮や真皮の一部にも感染が及んでいる状態です。

また、浅在性膿皮症と呼ばれる場合もあり、毛穴単位の症状からは、毛包炎、毛嚢炎、汗腺炎などと呼ばれる場合もあります。

表在性膿皮症になると、皮膚が赤くなったり、ニキビのような湿疹がはじけた丸い跡がみられるようになります。

毛包(毛嚢)の炎症によって毛根が傷つく事で、被毛が抜け落ちるようにもなります。

病変部からは強い痒みが生じるようになるため、犬はしきりに痒がる仕草を見せるようになります。

深在性膿皮症

深在性膿皮症は、細菌感染の病巣が表在性膿皮症よりもさらに深部に及んでおり、真皮や皮下組織にも感染が広がっている状態です。

毛穴の毛包部が全体的に炎症を起こしていたり、皮膚の深い部分にも細菌感染が及んでいるため、病変部が大きく腫れ上がったり、熱を持つようになる事もあります。

病変部の広がりとともに痒みもひどくなるため、掻き傷やカサブタが見られる事も多くなりますが、腫れや炎症がひどく、痛みを伴うようになっている場合もあります。

犬の膿皮症の原因

犬の皮膚は、人間の皮膚に比べると5分の1から3分の1程度の厚さしかありませんので、外部からの様々な刺激に影響を受けやすいと言われています。

また、犬は皮膚に違和感が生じると、しきりに舐めたり、引っ掻くなどして傷つけてしまうため、ほんの些細な原因からも、皮膚病にかかる事があると言われています。

その犬の皮膚病の中でも代表的な膿皮症は、環境衛生、皮膚のバリア機能、免疫機能、ドッグフードなどの問題から、起こりやすくなる場合があります。

環境衛生

膿皮症は、犬の生活環境が不衛生であったり、体に汚れが溜まっているなどして不潔になっていると、皮膚の細菌が繁殖しやすくなるため、細菌による感染症が起こりやすくなります。

また、梅雨から夏からにかけた、じめじめと蒸し暑くなる季節は、細菌が活発に繁殖しやすくなるため、一年のうちでは最も膿皮症にかかりやすくなると言われています。

そのような高温多湿な気候になると、カビの仲間である真菌類や、ノミやダニなどの寄生虫も活発に活動するようになるため、それらの感染症の二次感染からも、膿皮症が起こる場合があります。

皮膚のバリア機能

膿皮症は、皮膚の乾燥、新陳代謝の低下など、皮膚の老化によってバリア機能が低下する事によって起こりやすくなります。

皮脂腺から分泌する皮脂は、皮膚表面に皮脂膜を形成して、細菌が皮下へ進入するのを防ぐ働きがありますが、皮脂を分泌する働きが加齢や慢性疾患などの影響で弱まったり、シャンプーのやりすぎなどから皮脂が極端に失われてしまうと、皮膚が乾燥しやすくなり、バリア機能が低下する事があります。

また、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患や皮膚の乾燥体質、他の真菌(カビ)や寄生虫の感染症の影響から、皮膚のバリア機能が弱くなっているために、細菌への抵抗力が弱まり、膿皮症が誘発される場合もあります。

免疫機能

膿皮症は、糖尿病、肝臓病、腎臓病、内分泌疾患など、何らかの基礎疾患によって免疫力の低下が起こっていると、細菌感染が起こりやすくなるため、膿皮症を発症しやすくなります。

ステロイド剤や免疫抑制剤などのアレルギーの治療薬を服用しているために、免疫力が弱まっていたり、皮膚の萎縮や硬化が起こっているために、細菌への抵抗力が低下して、膿皮症にかかりやすくなる場合もあります。

加齢、ストレス、肥満、冷えなどが、免疫力の低下の原因になる事もあります。

ドッグフード

膿皮症は、ドッグフードに含まれている脂肪分の質や鮮度が原因となって誘発される場合があります。

皮膚には、水分の蒸発を防いだり、細菌などの外部の刺激から役割がありますが、水分の蒸発を防ぐ働きは、皮脂腺から分泌する皮脂膜や、レンガのような皮膚の細胞の隙間を埋めている細胞間脂質によって行われています。

細胞間脂質は、セラミド、コレステロール、遊離脂肪酸などで構成されていますが、遊離脂肪酸の種類には、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸があり、オメガ3脂肪酸はアレルギー、炎症、血栓を抑制する働きがあり、オメガ6脂肪酸は、アレルギー、炎症、血栓を促進する働きがあり、まったく逆の働きをする事が知られています。

ドッグフードの多くは、植物由来のオメガ6脂肪酸が使用されている事や、脂肪分の酸化によって皮膚炎が起こりやすい場合があり、オメガ6脂肪酸の少ないドッグフードを与えたり、青魚などから取れるオメガ3脂肪酸を積極的に与える事で、皮膚炎の改善が見られたケースもあると言われています。

犬の膿皮症の症状

犬が膿皮症を発症すると、膿皮症特有の黄色い膿を含んだ湿疹(丘疹)が、いくつも現れるようになります。

これは、膿皮症の原因菌である黄色ブドウ球菌が、黄色い色素を出す性質を持っているためです。

犬が病変部を舐めたり、引っ掻いたりする事で、その湿疹が潰れると、中から黄色い膿が出てきて、カサブタ状に固まっているのを確認できる事もあります。

症状が軽い場合には、自然に治っていく場合もありますが、細菌感染が少しずつ皮下へと進行してくると、皮膚が赤く腫れたり、毛根が傷ついて被毛が抜け落ちるようになり、皮膚の痒みも徐々に強くなっていきます。

痒みがひどくなるにつれて、犬はしきりに舐めたり、引っ掻いたりして痒がる事が多くなり、ますます病変部が傷ついていきます。

しつこく舐め続けて角質層が破れたり、引っ掻き傷ができると、傷口から出血が見られたり、膿を含んだ浸出液が出てくるようになる場合があります。

細菌感染が、真皮や皮下組織などの皮膚の深い所にまで及ぶと、傷がじゅくじゅくしたまま治りにくくなったり、患部が大きく腫れ上がったり、熱を持つようになる事もあります。

病変は、顔、脇、お腹、股下、尻尾の周囲など、全身の様々な箇所に生じる可能性があり、全身性の広い範囲に及んでしまう場合もあります。

フレンチブルドッグやパグなど、顔にシワの多い犬種は、そのシワの間で細菌が繁殖しやすくなるため、顔にも病変が発生しやすい傾向にあります。

セッターやコッカースパニエルなど、上唇が下唇をおおっている犬種は、その間で細菌が繁殖しやすくなるため、下唇に病変が発生しやすい傾向にあります。

犬の膿皮症の検査

犬の膿皮症の検査は、病変部の皮膚やカサブタなどを採取して、顕微鏡で細菌の有無やその種類を検査をする事で、真菌性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、ニキビダニ症などのよく似た症状の皮膚病との識別が行われます。

効果的な抗生物質を選択するために、細菌培養検査や抗生剤の感受性検査を行い、どの抗生剤が効果があるかの検査も行われる場合があります。

犬の膿皮症の治療

犬の膿皮症の治療は、病変部を薬用シャンプーで洗浄したり、薬浴による全身洗浄が行われます。

症状が軽い場合には、このような洗浄を何度か繰り返すうちに、少しずつ快方へと向かう場合があります。

皮膚の炎症がひどい場合や、咬み傷や引っ掻き傷がいくつもある場合には、そのような皮膚洗浄が、かえって皮膚を傷めてしまう事があり、刺激の少ない消毒薬だけが使用される場合もあります。

そして、抗生物質を使用した薬物治療が中心になります。

薬剤の投与は、痒み止め薬も併用して行われる場合もあります。

アトピーやアレルギーなどの他の皮膚炎、ノミやダニなどの寄生虫感染、ホルモン分泌疾患などを併発している場合には、そのままでは治療効果が上がらないため、その治療も同時に行われます。

膿皮症の病変が長期的に治らない場合や、再発を繰り返している場合には、抗生物質に対する耐性菌の発生や、他の病因の可能性を疑い、血液検査や皮膚病理検査などの詳しい検査が行われる場合があります。

また、ドッグフードの見直し、オメガ3脂肪酸の補充、保湿や保油などのスキンケア、生活環境の衛生管理なども必要になる場合があります。

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猫の便秘の原因、対処方法、治し方、治療方法などの豆知識



猫の便秘

便秘とは、医学的な観点では明確な定義がないため、便秘がちである、といったあいまいな表現をされる場合もありますが、一般的には、便の排泄回数が減る事、便の排泄量が減る事、便の排泄痛が生じる事、便の排泄が自力では困難になる事などを指します。

何らかの病気が背景にある場合や、特に病理的な問題はなく、慢性的な体質となっている場合もあります。

猫の便秘の原因

猫の便秘は、水分の不足、被毛の飲み込み(毛球症)、異物の誤飲などから、便が硬くなりすぎている事が原因となっている場合があります。

トイレの汚れやニオイを気にして、排便を我慢したり、他の同居猫のニオイに警戒して、排便を我慢するようになり、便秘になっている場合もあります。

老齢化にともなう筋力の低下、蠕動(ぜんどう)運動の低下、腸内環境の悪化なども、便秘が起こりやすくなる原因の一つです。

先天的な遺伝の影響から、骨盤周辺の神経反射の異常があるために、便秘が生じている場合もあります。

また、肛門や直腸に発生した膿瘍や傷などの痛みによって、排便する事を嫌がって我慢しているうちに、便が硬くなり、便を出しにくくなっていたり、さらに痛みがひどくなっている場合もあります。

大腸(結腸)の閉塞によって便秘が起こる事もあります。

他にも、鎮痛剤、抗ヒスタミン剤、利尿剤など、何らかの薬剤の服用により、便秘が起こりやすくなる場合もあります。

このような便秘は、医原性便秘と呼ばれています。

猫の便秘の対策

・食事

猫の便秘には、食物繊維や乳酸菌が多く配合された便秘対策用のキャットフードに変更する事で、改善が見られる場合があります。

また、繊維質が豊富な茹でたサツマイモをおやつの変わりに与えたり、乳酸菌の代名詞でもある無糖ヨーグルトをフードに加えて与える事で、腸内環境が改善して、便秘が治まる場合もあります。

ヨーグルトは、牛乳の発酵過程で、猫が消化しにくい乳糖(ラクトース)と呼ばれる酵素も分解されていますので、胃腸の弱い猫も下痢を起こしにくいと言われています。

また、腸内環境の改善は、免疫力の向上にも効果的です。

被毛の飲み込みが影響している場合には、毛球症対策用のキャットフードに変更する事が有効な場合があります。

必須脂肪酸とオレイン酸を含むオリーブオイルは、猫の腸の働きを活発にして、蠕動(ぜんどう)運動を促すため、小さじスプーン1杯程度の少量は、猫の便秘対策にも有効と言われています。

被毛の飲み込みを防ぐには、こまめにブラッシングをしてあげる事も大切です。

また、繊維質や水分量の多いウェットフードに切り替える事で、改善が見られる場合もあります。

・浣腸

浣腸は、猫の肛門から薬液を直接注入する事で、便を柔らかくしたり、腸壁を刺激する事によって、排便を促す医療行為です。

人間用の浣腸薬を使用したり、飼い主の自己判断による浣腸は、猫には大変危険な場合がありますので、医師の指示に従い、正しく行う必要があります。

・運動

猫は高齢になると、じっとしている事が多くなり、運動量も低下するため、お腹周りの筋肉を維持するためにも、キャットタワーを置いて昇り降りさせるようにしたり、遊びやスキンシップの時間を意識して多く取るように努める事も、体力や筋力の維持とともに、便秘改善に有効な場合があります。

たまにはお腹周りを優しくマッサージしてあげる事も、内臓や筋肉の血行を促進したり、適度な刺激にもなりますので、運動不測の老猫には有効な場合があります。

このような猫との遊びやマッサージは、猫が嫌がってストレスにならないように、猫の様子を見ながら行う必要があります。

・トイレ

猫はとにかくキレイ好きで、普段から暇さえあればグルーミングをしたり、毛づくろいをして、自分の体を清潔に保とうとしています。

そのため、トイレの汚れやニオイにも非常に敏感で、汚れやニオイが気になると、排便を我慢する事がありますので、猫のトイレはこまめに掃除するようにして、いつも清潔な状態に保っておく事も重要です。

また、来客などで、室内に自分の知らないニオイがしている場合にも、警戒して排便を我慢する事がありますので、ニオイの敏感な猫には、特に十分な配慮が必要になります。

猫の便秘の治療

猫の排便は、通常であれば1日1~2回が一般的な平均回数と言われています。

猫はもともと便秘になりやすく、体調やストレスなどの影響から、便秘傾向になると1~2日は排便しない場合もありますが、2~3日経っても排便をしていなかったり、何度もトイレに行っては排便のポーズを取るものの、便が出てこない場合には、何らかの病気を疑って、動物病院で詳しい検査を受ける必要があります。

病院では、下剤や整腸剤などの薬物の投与や、浣腸などの処置が行われたり、摘便による人為的(強制的)な排便などが行われます。

脱水が見られる場合には、点滴や皮下注射による輸液治療が行われる場合もあります。

重度の便秘(重症便秘)の場合には、腸管内の異物の有無、腸管や肛門の狭窄や圧迫(腸閉塞)、腸管内外の腫瘍、腸管の膨張(巨大結腸症)などの病気を疑い、レントゲン検査やエコー検査などの詳しい検査が行われる場合もあります。

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猫の下痢の原因と治療について



猫の下痢は、体調不良や胃腸の調子が悪い時など、一時的な消化不良によって起きている場合には、食事を1食だけ抜いて胃腸を休める事で、自然に治る場合があります。

しかし、何日も下痢が長く続いている場合や、便に混じって血や粘液が一緒に出てきている場合には、胃腸に深刻な病変が生じている可能性があります。

猫の下痢

下痢は、通常の便に比べると水分量の多い便が排泄される事です。

通常に比べてやや柔らかい軟便(なんべん)、形にはならずにゲル状になっている泥状便(でいじょうべん)、まるで水のような水様便(すいようべん)など、その便の状態に応じて呼ばれる場合もあります。

主に消化管の異常によって起こり、腹痛、疲労(体力の消耗)がともなう場合もあります。

消化管の異常は、小腸に異常があっても、大腸に異常があっても、下痢が起こる原因になります。

1~2日間程の一時的な下痢は、急性の下痢とされ、1~2週間程続く下痢は、慢性の下痢とされています。

急性の下痢の原因

急性の下痢は、食べ過ぎ、早食い、丸飲み、食べ慣れていない食材の摂取、食物の腐敗、冷水の飲水、ストレス、体調不良などの日常的な問題が多く、ほとんどの場合は自然治癒します。

猫は牛乳を好んで飲む事も多いですが、牛乳に含まれている乳糖(ラクトース)を分解する消化酵素(ラクターゼ)を、十分には持っていないため、与えすぎると下痢を起こす場合があります。

また、乳糖の調整のされた猫用ミルクであっても、胃腸が弱い子猫や、消化機能が弱っている老猫は、ミルクの温度が低すぎると、おなかを壊してしまい、下痢を起こしてしまう事があります。

慢性の下痢の原因

慢性の下痢は、細菌、ウイルス、原虫などの感染症、異物の誤飲・誤食による消化不良、薬剤の過剰摂取や副作用、食物アレルギー(ご飯が合っていない)、腎臓病や肝臓病などの内臓疾患、ストレスなど、何らかの問題が潜んでいる可能性が高いと言えます。

慢性の下痢は、腸内の善玉菌が減少してくるため、腸内で悪玉菌が繁殖しやすくなり、その刺激によってますます下痢が起こりやすくなります。

また、腸の働きも低下してくるため、栄養分や水分を吸収する働きが低下してくるようになり、食欲低下、栄養不良、体力の消耗、脱水を引き起こすようになります。

猫の血便(下血)

慢性の下痢などから、腸粘膜に炎症が起こると、びらん(ただれ)や潰瘍が生じる場合があり、血便が出るようになる事もあります。

また、便には血液の他にも、白い粘液が混じっている場合もあります。

その原因は、細菌感染症、ウイルス感染症、寄生虫感染症、食物アレルギー、悪性腫瘍、良性ポリープ、膵臓の病気、中毒症状など様々です。

血便は、大腸炎や大腸ポリープなど、肛門に近い場所で出血が起こるほど、赤い色が混じり、胃潰瘍、十二指潰瘍、小腸炎など、肛門から遠い場所で出血が起こるほど、黒い色が混じります。

便全体が真っ赤な血で染まっていたり、まるでトマトジュースのような真っ赤な水様便が出た場合には、大腸に大きなびらんや潰瘍が生じている可能性が高く、深刻な状態と言えます。

このようなひどい血便が続いている場合には、一刻も早く、血液、栄養分、水分の補給を行う必要があります。

猫の下痢の治療

猫の下痢の治療にあたっては、その下痢が急性のものか、慢性のものかの判断が必要になります。

また、急性の下痢であっても、深刻な病変が現れた直後という場合もありますので、猫がぐったりしている、食欲がまったくない、発熱や嘔吐も見られるなど、猫の全身症状などからも勘案して、治療が行われます。

また、便の検査からも、異常を発見する事ができ、その病変に対する薬剤の投与によって、スムーズに快方へと向かう事もあります。

獣医師が正しく診断した上で治療を行うには、そのような猫に見られる症状の他にも、便の状態や、排便の回数、下痢の頻度、食事内容、外出の有無、健康状態や病歴など、様々な情報が必要になります。

それらの詳細な情報が多いほど、正確な診断が行いやすくなり、どこに異常が生じているかや、何が原因なのかの判断がつきやすくなります。

猫の全身症状が異常と判断された場合には、血液検査、尿検査、レントゲン検査、内視鏡検査、組織診(生検)なども行われる場合があります。

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犬の肝臓病(肝炎、脂肪肝、肝硬変、肝臓ガン)の症状、検査、治療について



犬の肝臓の働き

肝臓は、栄養分の分解、合成、貯蔵を行ったり、体内の老廃物(毒素)の分解、無害化を行う他にも、脂肪分の消化吸収を助ける胆汁の生産、分泌を行っている臓器です。

肝臓は、他の臓器に比べて余力(予備能力)が非常に大きな臓器と言われており、肝臓が正常な犬は、最大能力の30~40%程度を使って生活していると言われています。

また、まるでトカゲのしっぽのように、70%程度を手術で切除した場合にも、驚異的な再生能力によって元の大きさまで戻る、唯一再生する事のできる臓器です。

肝臓内の細胞は、肝炎などから肝細胞の変性や壊死が起こると、そのダメージを受けた組織を再生しようとして、細胞分裂が盛んに起こり、常に肝臓の機能を維持しようと働いています。

それほどまでに、肝臓の再生、修復能力が優れている事は、生命維持に極めて重要な役割を担っているためだと考えられています。

犬の肝臓病(肝疾患)

肝臓は、肝細胞の一部に炎症が起こったり、脂肪が溜まりすぎるなどして、本来の働きが低下した場合にも、余力(予備能力)が大きな臓器ですので、それらの肝臓病(肝疾患)の症状が現れるには、かなり進行した状態でないと発見する事が難しいと言われています。

そのような事からも、肝臓は沈黙の臓器と呼ばれています。

犬の肝臓病は、肝炎から肝硬変へと移行していき、やがては肝臓ガンを引き起こすようになる場合があります。

肝炎から肝硬変へ移行する前に、脂肪肝という病態が見られる場合もあります。

犬の肝炎

肝炎は、何らかの影響によって、肝臓内の組織に炎症が起こる病気です。

肝炎の原因には、細菌や真菌、ウイルスや原虫などの病原体の感染(細菌性肝炎、ウイルス性肝炎)、薬剤の過剰摂取やその副作用(薬物性肝炎)、タマネギやチョコレートなどの食べてはいけない食材による中毒、高脂肪食や高タンパク食の与えすぎ、自己免疫疾患(自己免疫性肝炎)、胆のう炎、腫瘍などがあると言われています。

肝炎には、慢性肝炎と急性肝炎に大別されていますが、肝硬変に移行するものの多くは慢性肝炎と言われています。

犬の脂肪肝

脂肪肝は、肝臓内にある肝細胞の1割以上に、中性脂肪の過度な貯蓄が見られる状態を言います。

脂肪肝の原因は、高脂肪食や高タンパク食の与えすぎ、運動不足、特定食材や薬物による中毒、内分泌疾患、糖尿病や高脂血症(高コレステロール血症)などの慢性疾患などから起こると言われています。

肝炎からの移行によって起こる場合もあります。

脂肪肝には自覚症状が現れる事がなく、脂肪肝そのものに害がある訳ではありませんが、肝硬変へ移行するリスクが生じる事から、慎重な経過観察が必要と言われています。

犬の肝硬変

肝硬変は、慢性肝炎や脂肪肝などの肝臓病が長い経緯をたどった末の病態(末期症状)で、肝細胞の炎症や壊死と、その再生が何度も繰り返し起こったために、肝臓内の組織で線維化(コラーゲン線維の蓄積)が進み、肝臓が硬くなり、小さく萎縮してくる病気です。

肝硬変が進行してくると、肝臓へと流れ込む静脈(門脈)にも圧力がかかるようになるため、門脈圧亢進、食道静脈瘤、胃静脈瘤、脾腫、脾機能亢進症、腹水、胸水、肝性脳症などの様々な合併症を引き起こし、生命維持に甚大な影響を及ぼす事になります。

肝硬変が重症化すると、肝臓ガンを合併する事も多く、肝不全(肝臓の機能不全)による死亡リスクを高める事になります。

犬の肝臓ガン

肝臓ガンは、肝臓そのものに発生した腫瘍(原発性肝臓ガン)の他にも、他の部位に発生した腫瘍の転移によって引き起こされる場合(転移性肝臓ガン)もあります。

原発性肝臓ガンは、肝細胞ガンと胆管ガン(胆管細胞ガン)に区分されています。

原発性肝臓ガンの原因の多くは、肝硬変からの移行によって発症する事が多いと言われています。

犬の肝臓病(肝疾患)の症状

犬の肝臓病は、初期の頃には自覚症状がほとんど現れない事から、犬に何らかの症状が現れた段階では、既に病状がひどく進行していると言われています。

犬の肝臓病が進行してくると、体内の解毒機能が低下してくる事から、吐き気や嘔吐が起こりやすくなります。

そして、食欲が低下してきたり、栄養分の分解やエネルギーの合成といった代謝が正常に行えなくなるため、体重の減少なども見られるようになります。

肝機能の低下によって血中のアンモニア濃度が高くなってくると、脳内へ流れ込む血液にも毒素が多く含まれるようになるため、肝性脳症を起こして、呼びかけに対しての反応が鈍くなったり、元気をなくしたようになったり、攻撃的になるなどの異常行動が見られるようになる事があります。

また、体内に老廃物や毒素が多く溜まるようになると、腎臓にも負担をかけてしまうため、腎臓疾患(腎不全)を併発してしまう場合もあります。

自発的な出血も起こりやすくなるため、歯茎、胃、腸、尿管から出血が起こったり、尿や便、吐瀉物(嘔吐物)に血が混じる事もあります。

肝臓病がひどく進行してくると、肝臓病特有の症状である黄疸が現れ、白目、歯茎、皮膚が黄色く見えるようになり、尿の色も濃い黄色になります。

犬の肝臓病(肝疾患)の検査

犬の肝臓の異常の有無は、血液検査の数値によって調べる事ができます。

ALPは、リン酸化合物を分解する酵素の事で、肝臓や胆道(または骨)に障害がある場合には、肝臓内の胆管から胆汁中へと多く流れ出し、十二指腸を経て血液中に増加してくるようになります。

ALT(GPT)は、犬や猫が肝臓内でアミノ酸を合成する時に働く酵素で、肝臓の炎症や障害などのダメージがある場合には、血液中に漏れ出してくるため、血液中に多く存在するようになります。

AST(GOT)も、肝臓内のアミノ酸の代謝に関与している酵素で、肝臓の組織に障害があると、細胞外へと漏れ出して、血液中での濃度が通常よりも高くなっていきます。

また、レントゲン検査、エコー検査、CTスキャン検査、肝生検(針生検)なども行われる場合があります。

犬の肝臓病(肝疾患)の治療

犬の肝臓病の治療は、症状が軽い場合には、肝臓に負担を与えない、低タンパクで高カロリーの食事を与える事や、症状に応じた薬剤や漢方薬の投与によって、回復に至る場合もあります。

何らかの病気の治療において使用している薬剤が、肝臓の負担になっている場合には、その薬剤の分量を減らしたり、投薬を中止する事によって改善してくる場合もあります。

肝硬変によって、肝臓内の組織の線維化が進んでいる場合であっても、完全な組織の回復には至らなくとも、コラーゲン線維が少しずつ細くなっていき、肝臓内の血流が改善されいくケースも確認されています。

肝臓は、再生が可能な臓器ですので、適切な処置を行い、正常な肝細胞が増えてくれば、肝機能を元に戻る事も期待ができると言われています。

その最も重要な事は、食事や薬剤の管理によって、肝臓に負担を与えない事と言われています。

また、感染予防に注意する事も大切です。

犬の肝臓病は、ひどい状態になってからでは、治療に時間がかかったり、症状の回復が難しくなる場合がありますので、重い症状を見せる前から、定期健診を受けておく事が大切になります。

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猫が迷子になっても安心!GPS搭載の猫専用ハイテク首輪が話題に

猫を飼っている人の中には、完全な室内飼育を行っている人もいれば、自由な外出を許している人もいて、その飼い方については飼い主によって様々だ。

外出する習慣のある猫は、自分の縄張りを定期的にパトロールしたり、マーキングする必要性が生じるようになるため、かなり長い間、外出したまま帰ってこない事も多い。

そもそも、猫は自由気ままでマイペースな性格なため、一度外出させると、いつ帰ってくるのか、どこに行っているのかは、飼い主にも分からない。

そのため、他の野良猫との喧嘩、野生動物との遭遇、交通事故、行方不明など、飼い主にとっては様々な心配事にもなる。

そんな外出中の猫に対する、飼い主の心配事を解決するアイテムが登場し、海外を中心に話題を集めている。

そのアイテムは、PAWTRACKというGPS搭載の猫専用の首輪だ。

首輪にはWi-Fiアンテナも付いており、猫が自宅に戻っている時には、GPSを自動的に停止して、省エネモードになるため、バッテリーが長持ちするように設計されている。

この省エネ機能こそが、他のペット追跡装置にはない特徴の一つなのだという。

また、Wi-Fiアンテナは、猫の首の後ろに付いているため、感度も非常に良いという。

飼い猫にこのPAWTRACKを着けた後は、猫の行方を探したい時には、PAWTRACKの公式ホームページにログインする事で、パソコンやスマートフォンから、すぐに猫の居場所が分かるようになっている。

また、猫の行動履歴もデータとして保管されるため、普段の行動パターンを知る事も可能になっている。

猫好きの飼い主にとっては、このPAWTRACKによって、飼い猫を安心して外出させる事ができるばかりか、飼い猫の行き先や行動パターンを見るだけでも楽しめるようだ。



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猫の尿毒症の症状、原因、治療について



猫の尿毒症は、腎臓機能の低下によって、本来であれば体外へと排出されるはずの窒素代謝物(尿素窒素:BUN、尿酸:UA、クレアチニン:CREなどの老廃物)が、血液やリンパ液、組織液などの体液中に多く残ったままになる体液異常を起こしていたり、それによって引き起こされる症候群の事です。

腎臓には、老廃物を排出する働きの他にも、水や電解質のバランスを保ったり、ホルモンの分泌量をコントロールする働きなどもありますが、尿毒症は、腎不全がかなり進行した末期症状に見られる状態で、それらの機能のほとんどが失われている大変危険な症状と言えます。

猫の尿毒症の症状

猫が尿毒症になると、疲れやすくなったり、元気がなくなるようになり、食欲も著しく低下くるようになります。

そして、体液や電解質の異常、血液の異常、骨代謝の異常、免疫系の異常、皮膚や粘膜の異常、代謝系の異常、神経系や血管系の異常、内分泌系の異常といった様々な病変を引き起こすようになります。

体液・電解質の異常

尿毒症によって体液中のナトリウム(Na)やクロール(Cl)の増加が起こると、体内の水分量の増加を招く事になります。

そのため、高血圧、むくみ、心不全を引き起こすようになります。

また、カリウム(K)の増加が起こると、不整脈を引き起こし、カルシウム(Ca)やリン(P)の増加が起こると、動脈硬化を促進したり、骨の代謝異常である腎性骨異栄養症を引き起こすようになります。

血液の異常

腎不全によって腎臓の機能が低下してくると、腎臓で作られている造血ホルモンであるエリスロポエチン(EPO)の生産量が低下してくるようになります。

エリスロポエチン(EPO)が欠乏してくると、骨髄で赤血球を生産する働きが低下してくるため、貧血が起こるようになります。

貧血の状態が長く続くと、心臓に負担がかかるようになるため、心不全の原因になったり、他の内臓にも負担がかかり、内臓出血も起こりやすくなります。

骨代謝の異常

尿毒症によるリンの排泄障害は、高リン血症を引き起こすようになります。

高リン血症になると、血液中のリン(P)とカルシウム(Ca)が結合して、動脈内で石灰化して溜まるようになるため、心筋梗塞や脳梗塞が起こりやすくなります。

そして、血液やリンパの循環が阻害される原因にもなり、臓器や組織に障害が起こりやすくなります。

また、腎臓の機能低下によって、ビタミンDの活性障害が起こり、腸からカルシウム(Ca)を吸収したり、腎臓でカルシウム(Ca)を再吸収する働きも低下して、低カルシウム血症が起こるようになります。

その結果、腎性骨異栄養症を発症して、骨の変形や骨折が起こりやすくなり、骨格や関節の痛みが生じやすくなります。

血中カルシウム濃度がかなり低くなってくると、筋肉や腸管のけいれん、心筋の収縮力の低下、不整脈、心不全などが起こりやすくなります。

免疫系の異常

腎不全の末期症状である尿毒症は、深刻な体液異常により、ほぼ免疫不全の状態に陥っているため、弱毒性の細菌やウイルスにも感染しやすくなります。

そして、感染後の難治性も伴うようになります。

また、ワクチン接種などによる免疫獲得率もひどく低下するようになります。

皮膚・粘膜の異常

尿毒症になれると、体内に窒素代謝物などの毒素が多く残存した状態になり、それらを尿中から体外へと排出する事ができなくなるため、唾液や汗腺分泌物などの体液中にも高濃度に存在するようになります。

そのため、毛穴から出る分泌物にも毒素が多く混じって排出されるようになるため、皮膚の痒みが起こりやすくなります。

また、口腔内からもアンモニア臭がするようになったり、唾液中の毒素が口腔内に拡散されて、口内炎、舌炎、歯肉炎などの口腔粘膜の炎症も起こりやすくなります。

口内炎などの口腔内の炎症がひどくなると、口の中の痛みがひどくなるため、たとえお腹が空いていても、ご飯を食べようとしなくなります。

代謝系の異常

尿毒症になると、体液異常によって、耐糖能異常やインスリン分解機能の低下が起こるため、高インスリン血症が起こるようになります。

また、アミノ酸代謝異常、代謝性アシドーシス(酸血症)、窒素代謝物の蓄積などから、体内のタンパク質の分解が過度に促されるようになり、栄養不足やカロリー不足に陥りやすく、皮膚や筋肉の萎縮なども起こりやすくなります。

神経系・血管系・内分泌系の異常

尿毒症によって体内に尿毒性物質が高濃度に蓄積されてくると、脳機能を含む中枢神経障害や、血管系障害なども引き起こすようになります。

また、甲状腺ホルモンの過剰分泌、性ホルモンの分泌低下などの分泌障害なども見られるようになります。

猫の尿毒症の原因

猫の尿毒症は、細菌や真菌、ウイルスなどの病原体の感染による急性糸球体腎炎や、慢性腎不全の末期症状や急性腎不全など、重い腎臓病を発症する事によって、腎臓で汚れた血液をろ過して、体内の老廃物や代謝産物、余分な塩分などを尿中から排出する働きが低下するため、それらの毒素(尿毒症性毒素)が体外へと排出されないまま、血中に多く溜まる事によって起こります。

また、体内で常に作られている酸性物質も体外へ排出できなくなるため、血液の酸性度が高くなるアシドーシス(酸血症)と呼ばれる状態になります。

副腎皮質ステロイド剤などの薬剤によって腎臓に負担がかかった事や、高タンパク食の多食による腎臓への負担の蓄積が影響したり、低血圧や脱水、心不全などの循環器系の問題から、腎臓への血流が低下して、尿毒症の原因となる場合もあります。

猫の尿毒症の治療

一度機能を失ってしまった腎臓は、元に戻る事はないため、猫の尿毒症の治療は、さらに深刻な状態へと進展しないように対処する事や、進行を少しでも遅らせる処置が行われる事となります。

ひどい嘔吐がなければ、活性炭を含む内服薬の投与が行われ、腸管内の毒素を吸着させて、便とともに排出を促す処置が取られます。

また、体内の窒素化合物などの毒素を、自然に排出する働きを高めるためや、体内で不足している水分や電解質の補給を行うために、輸液(点滴)治療が行われたり、血液量の増加を図るために、輸血が行われる場合もあります。

尿を十分に排出する事ができない場合には、利尿剤を投与して、排尿を促す場合もあります。

人工的に血液をろ過して、毒素を除去する人工透析治療(腹膜透析、血液透析)が行われる場合もあります。

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